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生命保険の契約者を変更したら、贈与税がかかりますか?

確定申告

2015年02月20日

確定申告の時期になると、よくこんな相談を受けることがあります。

このたび、生命保険契約の契約者(保険料負担者)を「父」から「私」に変更しました。
今後は「私」が保険料を掛けていくことになります。
まさか、今まで「父」が払い込んだ保険料について、贈与税とかかかったりするのでしょうか?

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契約者や保険金受取人の名義変更があったとしても、その名義変更があった年に贈与税がかかることはありません。
ただし、将来、保険契約を解約して解約返戻金を受け取ったり、満期時に満期保険金を取得したときには、「私」が負担した保険料の金額に対応する保険金には所得税がかかり、「父」が負担した保険料の金額に対応する部分の保険金には、贈与税が課せられます。
「私」は、所得税贈与税という2種類の税金を払わなければなりません。

 

ただ、従来は、契約者を変更したとしても、変更内容について生命保険会社から税務署へ報告されることはなく、実際に保険金が支払われても、途中で契約者変更があった保険金かどうか、税務署は把握することができませんでした。
納税者自らが贈与税がかかる部分を贈与税として申告するか、税務署が税務調査で見つけない限り、契約者変更の事実を税務署が正しく把握することができなかったのです。

つまり、課税漏れが発生している可能性が非常に高い状態が放置されたままになっていたわけです。

 

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この状態を何とか改善しようという国税庁の強い要望が通り、平成27年度税制改正で、新たに、保険会社は、生命保険金等の支払いをした時に税務署へ提出する保険金等の「支払調書」について、生命保険契約等の契約者変更があった場合には、保険金等の支払時の契約者の払込保険料等を記載することが義務付けられました。
これにより、本来贈与税の対象となる保険金(旧契約者が負担していた保険料の金額に対応する部分)を税務署が全て明確に把握することができるようになります。

 

これらは、平成30年1月1日以後に行われる契約者変更から適用されることになります。
将来の契約者変更を前提に保険加入したケースなどは、課税関係を十分確認しておきましょう。

 

参考:2013年7月3日ブログ「生命保険金に関する贈与税(個人間)」


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