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どうなるOsaka Metro

所長の眼鏡

2018年04月1日

寒い寒い冬も終わり、一気に桜の花も咲き乱れだしました。

毎年、「もう寒いのはええわ」と思ってしまいますが、四季があるというのは幸せなことです。

相続税逃れやマネーロンダリングのためにシンガポールやハワイに移住する日本人は、数年後には常夏に飽き、やはり四季がある日本が恋しくなって帰ってくるそうです。

さて、毎年新年度になると新たにスタートするサービスや事業がありますが、今年は大阪にとって大きな変革の年になりそうです。

4月から大阪市営地下鉄が民営化され、市が100%出資する新会社(愛称:Osaka Metro=オオサカメトロ)が誕生します。

公営地下鉄の民営化は全国初で、JRを除けば鉄道部門収益や輸送人員が関西最大規模の巨大鉄道会社になるようです。

 

 

私が小学生の頃、私の住む平野には南海平野線(いわゆるチンチン電車)が走っていました。

昭和55年、小学校6年生の11月に地下鉄谷町線が(天王寺-八尾南)まで延長され、入れ替わるようにその歴史に幕を下ろしたのです。

最終日に超満員のチンチン電車に乗り、別れを惜しんだのを今でも覚えています。

大阪の地下鉄が開業、御堂筋線(梅田-心斎橋)が開通したのは、昭和8年、今から110年も前のことになります。

戦争で大阪大空襲を経験し、数年間の工事中断を経ていますが、その後は着実に大阪市民を支える交通網として発展してきました。

 

 

民営化の議論が始まったのは、平成15年、当時の市長関淳一氏が検討を始め、その後、何でも反対市長の平松邦夫氏が4年間議論をストップさせましたが、橋下徹氏から吉村洋文現市長とその意志が引き継がれ民営化にこぎつけたのです。

初代社長にはパナソニックの経営危機を立て直した河井英明氏が就任し、その経営手腕に期待するところですが、公営ではできなかった不動産など新規事業参入による収益増やサービス向上、経営の効率化を目指すといっても、我々利用者にとっては何がどう変わるのでしょうか。

 

 

とにかく暗い、殺風景…昔は各駅にkioskがあり、スポーツ新聞や週刊誌、ビンの牛乳やコーヒー牛乳なんかも売っていましたが、主要な駅以外は無くなっています。

これもコンビニの影響でしょうか。

利便性の向上というよりも、駅は明るくなってほしいですね。

梅田や天王寺、なんば駅ではすでに「駅ナカ施設」が新設されていますが、JRや私鉄はやはり利便性がいいです。

観光客も喜ぶような「駅」として活性化してほしいものです。

 

 

次に、大阪市営地下鉄は東京メトロと比べると駅のホームドア設置率が非常に低く、まずはホームドアを積極的に設置し、利用者の安全を優先してほしいと思います。

とはいっても、初年度の有利子負債が4,443億円、子会社となる「大阪シティバス」は10年間で車両の更新などで約159億円が必要で、課題は山積しています。

市バスにはほとんど乗る機会のない私にとっては、子会社が重荷になるのではないかと懸念しています。

逆に大阪市にとっては、約380億円(平成29年度)の利益を手放す代わりに、人件費の高い公務員5,781人を切り離し、毎年100億円規模の財源が入ってくることになります。

英断と言えるでしょう。

 

今週末は、地下鉄に乗ってお花見に出かけてみませんか。

 

 


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