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一を聞いて十を知る組織づくり

所長の眼鏡

2015年03月1日

「一を聞いて十を知る」ということわざがありますが、これは天才やかなりの知識人のことを指します。

私も子供の頃、「1言うたら10わからなあかん」と教えられてきました。

しかし、これはどちらかというと1つ物事を言われた後の行動や気配りのことで、先を察知するという癖付けのことです。

仕事や生活をしていくうえで非常に重要なことで、相手のことを考えて先回りするというのはよくあることです。

 

あるプログラマーは、プログラミングもだんだん慣れてくると、筋道を考えるよりも早く、完成されたアイデアが出てくるようになるそうです。

普通のプログラミングは、1→2→3→4→5…と順序だった行程を経て進んでいくのに対し、熟達したプログラマーは、1→100と、行程を完全にすっ飛ばし、最初の時点で一気に答えをはじき出すのだそうです。

 

これはあくまでも一例ですが、ビジネスの現場では当たり前のように起こっています。

 

例えば、13時頃に電話がかかってきた場合、新入社員であれば「とりあえず早く出ないと!」という発想しか当然生まれません。

しかし、ベテラン社員であれば「この時間に電話をしてくるのはあの人かな?だったら、こういう対応を取ろう」など、電話が来る可能性がある人の名前や、その問い合わせ内容まで何となく想起できてしまうのです。

これは経験を重ねることによって、同様の経験をする時は脳内に一気に電流を流し、最適な回答を提示してくれるようになるからだそうです。

逆に言えば、未経験の分野を始める時は、ほとんどの人は必ず、出始めでしくじるのです。

ビジネス2

ベテランになると「1言うたら10言い返してくる(^^;)」っていうのもいたりして困ることもありますが、それはさておき、せめて「1言うたら1はできなあかん」もっとひどいのは「10言わな1でけへん」と小言を並べないといけないこともあります。

これは経験を重ねる以前に、「1言われたら10考えよう!」「難問にぶつかったら、解決するにはどんな方法があるか?」と、やはり本人のやる気や心構えの問題です。

ようするに、指示を受けた時に気が散ってしまっているのです。

 

皆さんは「秘伝功」をご存知ですか?

中国に伝わる門外不出の秘術のことですが、私と同世代の方なら漫画『北斗の拳』を思い浮かべたかもしれません。

古代中国では、皇帝の身体は神聖なものとされていたため、たとえ医師が治療するときでも、皇帝の身体に直接触れることは許されていませんでした。

だから、カーテンやすだれ越しに治療しなければならなかったのです。

あまりにも無茶苦茶な話ですが、きちんと治療しなければ、それこそ医師の方が殺されてしまいます。

そこで編み出されたのが「秘伝功」なのです。

宇宙から気を集め、皇帝の重い病気を遠隔気功療法で治したと言われています。まさに漫画の世界ですね。

そもそも、気とは生命のエネルギーですが、物理的には目に見えず空間に存在するものなのでしょう。

物理的に目に見えないものとしては、情報も同じです。仕事をするうえでは、気を集めてやる気を出し、情報を集めて答えを導き出していく。その集団が組織となって会社となるのです。

社員が気を集め、「秘伝功」を編み出すような組織にしたいものです。


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