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読み書きそろばんの現代版

所長の眼鏡

2017年06月1日

江戸時代、日本は世界で最も高い識字率で5割程度もあり、明治以降の高度成長の大きな原動力になったと言われています。

そこには、江戸の庶民までが必要とされた「読み書きそろばん」という初等教育があり、農民や町民であっても、字の読み書き、計算が必要とされたのです。

 

本来の意味は、

「読む」とは、相手の伝えたいことを正確に読み取ること。

「書く」とは、自分の伝えたいことを正確に表現すること。

「そろばん」とは、数字をきちんと把握し、正確な答えを出すことだそうです。

当たり前だと思われるかもしれませんが、「あなたは、読み書きそろばんが本当にできていますか?」と面と向かって問われたら、胸を張ってYESと答えることができるでしょうか。なかなか難しいですよね。

 

「そろばん」は子供の頃に習っていたという方も多いと思いますが、私も小学生の高学年はそろばん塾に通っていました。

おかげで暗算には困らず、いまだに計算するときは頭の中にそろばんが現れて玉を弾いています。

ところが、電卓の普及で、そろばん教室業界はピーク時の14分の1に激減しており、最近では、スマホがあるから…という人もいるそうです(^^;)

 

 

 

 

さて、私が子供の頃、にわかに普及しだした学習メソッドがあります。

それはある父親の愛情から生まれたもので、一人の少年の算数の答案用紙がきっかけでした。

 

少年のポケットから出てきた答案用紙を見た母親が、算数は得意な方だと思っていたわが子にしてはあまりよくない点数がついていたのを心配し、当時高校の数学教師をしていた夫に相談したのです。

この夫こそが、公文公(くもん とおる)、のちに世界49か国と地域に公文式と呼ばれる「KUMON」を広めた人なのです。

高校で教鞭をとっていた公文氏は、計算力がないために多くの高校生が数学の勉強で苦しんでいることを知っていたので、計算力の養成に絞って、自学自習形式で学べる教材を作りました。

人から教わるのではなく、自分の力で解き進むことによってこそ本物の学力がつくことを、自らの教育体験によって実感していたからです。

その結果、毅少年は父親の考案した教材による毎日30分の自習でみるみる力をつけ、小学6年生の夏には微分・積分を学習できるまでになっていたそうです。

そして近所の子供たちを集めるようになったのが始まりで、いまでは「公文式」と言えば知らない人がいないほどのグループ企業に成長しています。

 

自分で考え、自分で成長していくことがいかに重要かがよくわかりますが、現代流の「読み書きそろばん」「英語・プレゼン・コンピュータ」と言われ、英語をしゃべり、人前でプレゼンし、コンピュータを操ることは、社会人としてできて当たり前の基礎能力となっています。

アメリカでは、「コードを書く」ということが当たり前で、「コードを書く」とは「ソフトウェアのプログラミングをする」という意味です。

 

江戸時代、農民や町民たちでも、字の読み書きができることで世界が広がりました。

計算ができるようになって世界が広がりました。

今では、英語を話せるようになって世界が広がり、世界を旅し、異なる文化を経験し友人が増える。

それと同じように、コードを書けるようになれば、見える世界が理解できるようになるそうです。

なぜなら、世界はソフトウェアでできているからです。

コードを書かないまでも、ソフトウェアを理解できるようになりたいものです。

まずは英語から勉強をし直さないといけませんが…(^^;)

 

 


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