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夏になるとなぜ鰻を食べるのか?

所長の眼鏡

2017年08月1日

先日の土用の丑の日に、事務所のスタッフみんなと鰻を食べました。

もともと、なぜ土用の丑の日に鰻を食べるのかを教えるのがきっかけだったのですが、すっかり毎年の恒例になってきました。

 

 

以前にもこのコラムで紹介しましたが、夏が近づくと、あちこちで「鰻」のポスターやのぼりが目に付くようになり、思わず鰻を食べたくなってしまいます。

 

ところが、日本人が夏に鰻を食べるようになったのは江戸時代中期で、実は鰻は脂が乗って美味しい冬が旬の食べ物で、夏には人気がなかったのです。

 

困った鰻屋さんが、あの平賀源内に相談したところ、

「土用の丑の日にうのつく食べ物を食べるといい」いう風習を活用して、

 

「土用の丑の日、鰻の日。食すれば夏負けすることなし」

 

という新しい習慣の提案を仕掛けたのです。

このマーケティングは見事成功し、250年経った今も素晴らしい習慣となっています。

 

バレンタインデーも、もともと、結婚を禁止されていた兵士たちを、皇帝の命令に逆らって結婚させてしまったバレンタイン司祭が殺された日で、その司祭の死を慎む行事が、いつしか愛の告白をする日になったのです。

 

日本では、そこに目を付けたモロゾフがまず仕掛け、メリーチョコレート、森永製菓が大々的に仕掛けました。

こちらも、80年経った今もバレンタインデーのイベントが定着していますし、「本命チョコ」だけでは頭打ちになったので、「義理チョコ」文化をつくり、3月14日は「ホワイトデーのお返し」、家族には「ファミチョコ」、友達には「友チョコ」、自分には「ご褒美チョコ」と、次から次へと仕掛けています。

 

 

 

「婚約指輪は給料の3か月分」…、これも1970年代にダイヤモンドで有名なデビアス社が仕掛けたプロモーション活動の一環だということをご存知ですか?

婚約指輪となると、なんとなく古いしきたりがあるような、知らなかったら恥をかくような気がして意識をされた方も多いのではないでしょうか。

このキャンペーンは大成功を収め、人々の間で「給料の3か月分」という既成概念が定着していったのです。

 

ちなみに、「初詣」もマーケティング戦略で生まれたイベントって知ってました?

それも明治になってから鉄道会社の戦略で、お正月になると多くの人が家にこもってどこにも出かけなくなり、売上が落ちるので、それを解消するために企画したイベントなんです。

 

 

 

このように、そのマーケティング戦略にまんまと乗せられてしまっているというのはよくあります。

最近だと、「恵方巻き」が有名です。

 

「毎月29日は焼肉の日」

「結婚10周年にはスイートテン・ダイヤモンド」

 

など独自に新しい習慣を定着させようと努力している企業もあります。

 

イベントを考える、特別な理由を考える、共感するストーリーを考える。

企業側からすればこのような新しい習慣を提案して、広く消費者にアピールし、それが定着すれば売上アップに繋がります。

規模の小さいことから、壮大なものまで、小銭を稼ぐレベルから、大金を稼ぐものまで。

さらに今はインターネットやSNSがあり、YouTubeを使って荒稼ぎするYouTuberまで現れています。

結局は、マーケティング戦略とセールスが実現できるかどうかの鍵を握っています。

社員と仲間と家族と、アイデアを出し合ってみてはいかがですか?

 

 


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