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ネズミでも知っている現実

所長の眼鏡

2018年09月1日

最近、日本の人口減少についてよくお話ししていますが、昭和初期に約6,000万人だった日本の人口は、2006(平成18)年にピークを迎え、12,774万人と約2倍になりました。

途中で戦争を経験しましたが、この間、日本のマーケットは大きく成長し、モノを作れば売れる時代でした。

しかし、1990年代に入って人口の増加が停滞し、バブルが崩壊すると、「モノを作れば売れる時代」から「良いモノを作っても売れない時代」に突入します。

そこで企業は、売上が伸びなくても利益を出さないといけないためコストダウンに躍起になります。

リストラは社会問題にまで発展し、その結果、なんとか生き延びた会社もありますが、逆に自分の首を絞めた会社もたくさんありました。

 

―そして、これから人口はみるみる減少していきます。―

 

ネズミを迷路に入れると、行き止まりにぶつかったら別のルートを探そうとします。

 

―行き止まりにぶつかったら、別のルートを探す必要がある。―

 

 

これはネズミでも知っている単純な現実です。

では、人間はどうでしょうか。

迷路だったらネズミと同じことをするでしょうが、現実の物事だとそうでもありません。

 

 

「この道で合ってるはずやけど…」「今さら引き返されへん…」「行き止まりなんか何かの間違いや…」などと言って、別のルートを探さない人は驚くほどたくさんいます。

行き止まりにぶつかると前進することはできないにもかかわらずです。

 

 

これは経営でも同じです。

結果の出ないやり方にこだわってみたり、赤字受注や赤字の部門をいつまでも続けてみたり、いつまでも同じパターンを繰り返してみたりと、これでは成果が出なくて当然です。

 

 

当たり前のことですが、同じことをすれば同じ結果が出ます。

駅までの道を、同じ道を通れば駅に着くのです。

同じ道を通っているのに、駅に着かなかったら怖いです。

違う結果が欲しければ、違うことをする必要があるのです。

同じことをしながら違う結果を求めるのは、虫が良すぎるか愚か者のどちらかです。

 

 

では、これからの経営はどうすればいいのでしょうか。

コストダウンの道はすでに通っています。

そして、行き止まりにぶつかっています。

現状を打破するには、これまでと違ったことをしなければなりません。

ズミでも知っている事実です。

いつもと同じ「考え方」は、いつもと同じ「行動」を引き起こし、いつもと同じ「結果」を生みだします。

これを何というか。

ようは「マンネリ」なのです。

 

 

『大富豪の仕事術』で有名なマイケル・マスターソンは、「3ステップでマンネリを脱出する方法」として、ステップ①は、まず「マンネリ」になっていることを認め、そこから脱出するエネルギーが少ないことを認めることから始まります。

そして、ステップ②はなんでもいいので、ちょっとした変化を与えてくれることをし、その経験を通して得たことを考えたり、話したり、実際にすることによって充電されていきます。

後ステップ③は、やりがいのある課題を完成させることで、マンネリからは抜け出しているようです。

 

 

ネズミにとったら、そもそも迷路を抜け出すことが、やりがいのあることなのかもしれません。

 

 


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