HOME >> 所長の眼鏡>>ジュリーと行動の仕分け

ジュリーと行動の仕分け

所長の眼鏡

2018年11月1日

会計は取引ごとに「借方/貸方」に仕訳をしますが、私は「行動の仕分け」が重要だと本にも書きました。

すなわち「してもいいこと/悪いこと」「今しなければならないこと/今しなくてもいいこと」の判断です。

 

 

先日、とても考えさせられるニュースがありました。

さいたまスーパーアリーナで開催予定だった公演を歌手の沢田研二が急遽中止したというニュースです

若い子たちからは「ジュリー?誰それ?」となってしまったようですが、私にとっては子供の頃のスーパースターです。

でも、もう70歳なんですね。。。

 

 

 

問題となったのは、事前に所属事務所とイベンターから集客状況を9000人と聞いていたが、実際には7000人だったという契約上の問題で、「僕にも意地がある」と言って最終的に自身で中止を決めたそうです。

これには賛否両論あり、ワイドショーやネットを賑わせましたが、普通であればお酒を飲みながら答えの出ない話をグダグダするようなネタです。

 

 

ただ、気になるのは契約上の問題と、チケットを買ったファンが7000人いるということです。

すなわち、BtoBではなく、BtoBとBtoCがセットになっている特殊なケースで、ジュリーは契約上の問題と言っていますが、それはあくまでも自分とイベンターとの契約です。

その先に7000人のファンのことを思えば…という別の問題がこの話を複雑化させているのです。

しかし、例えBtoBの取引といっても、納期を守るという契約はそもそもその先に消費者がいるからというケースがほとんどで、納期が守れないと何らかのペナルティーであったり、信用を落としたりしますので、何とかして納期を間に合わせようとするのです。

ただ、納期が遅れたからといって契約自体を破棄するというケースは珍しいのではないかと思います。

 

 

さらに「意地」という抽象的な理由を言われると、過去に成功した人ほど、昔が忘れられなくて意固地になり、「失敗した経験ではなく、成功の体験に囚われる」ということがありますが、このケースはまさにそれだなと思ってしまいます。

ワイドショーでは、音楽家など芸術家にはこのような破天荒の人がいてもいいと言っていた方がいますが、この日を待ちわびて集まっていた7000人を帰らすというのは相当な破天荒ぶりです。

 

 

ジュリーと同じ時代を生き、今年亡くなった西城秀樹は、何かの手違いで客席がガラガラになったことがあり、みんな前へおいで!と声をかけて少人数で盛り上がったという話を聞いたことがあります。

また、先月の台風の影響で急遽中止にせざるを得なかったX-JAPANは、この日を心待ちにしていたファンのために今できる限りの対応をしたいと言って無観客ライブを決行し、オンデマンドで生中継しました。

ジュリーより一つ年下だけの矢沢永吉なんかは、いまだにドームをいっぱいにし、今年も5大ドームツアーを完走しています。

みんな破天荒な人たちですし、単純に比較はできませんが、西城秀樹やX-JAPANのエピソードを聞くと、契約の相手ではなく、誰のために仕事をしているのかが伝わってきます。

 

 

事務所の先輩である中尾ミエさんが、「ぜいたく言ってんじゃない。意地があるならもっと痩せろ」と正論をぶちかましていたのには笑ってしまいましたが、さて皆さんならどんな「行動の仕分け」をしますか?

 

 


経営相談から税金対策まで、お気軽にご相談下さい

TEL:06-6791-0724
2018年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

日野上総合事務所
について
TOPICS
出版物・パブリシティ
求人情報
個人情報の取扱について
リンク集
  • 所長の眼鏡
  • 事務所ブログ
  • 決算診断無料体験
  • 経済産業省認定 経営革新等支援機関

このマークの意味は?