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「ここに手品用のハンカチがあります」

所長の眼鏡

2007年06月1日

昔、ある村に親子と痩せたロバがいました。ある日、ロバを手放すため、父親と子供は町に向かいました。
二人と一頭がとぼとぼ並んで歩いていると、村人が笑いました。「馬鹿だなあ。せっかくロバがいるのに、歩いているなんて!」二人は「なるほど!」とロバに乗って行くと、今度は「かわいそうに。あんなに痩せたロバを二人でこき使うなんて!」という声がしました。そこで父親がロバをおり、子供だけを乗せて歩くと、
「ひどいものだ。子供を甘やかせて!」今度は、子供を下ろして父親が乗って行くと、
「ひどいものだ。子供を歩かせて自分だけ楽をするなんて!」
仕方なく、とうとう親子は、フウフウ言いながら、ロバを二人でかついで行ったということです。

最近の税制改正を見ていると、このイソップの逸話が頭をよぎります。法人税を下げたり、所得税を減税したり、また増税したり…。ここ数年の税制改正には、長期的な国の方針(信念)がなく、国民はそのたびに振り回される結果となっています。

しかし、このことはそれぞれの企業にもいえることです。世界情勢や国内情勢によって、自分の都合しか考えない大企業の影響もあり、中小企業も長期的な方針を立てられないといったケースがたくさん見受けられます。

すなわち、信念を貫こうと思っても、どうしても周りの情勢に振り回されてしまうのです。そんな中でも、信念を持って頑張っている企業はたくさんありますが、今回は、意外な方を紹介します。

現在、東京だけで約180名のプロのマジシャンがいるといわれますが、マジックで食べていけるのは、たった10名前後で、収入にはかなりの格差があるようです。
その中でも、決して卓越した技術があるわけではないが、誰もが知る「マギー司郎」。彼のマジックは、Mr.マリックのような度肝を抜く斬新さはないが、ただ、マギーさんの「トークとマジックを巧みに組み合わせた芸風」は彼独自のものです。得意なマジックは、「縦ジマのハンカチを横ジマにすること」・・・^^; また、「板橋に○○って飲み屋があるの知ってる?そこに週5回通う常連の○○って人知ってる?その人が大好きなマジック今からやるから」などと、どーでもいい小話を挟みます(笑)

実はマギーさんの芸風は、ストリップ劇場の幕間芸から生まれたのです。
当時、ストリップ劇場の幕間芸は1日4回。そこでどんなに一生懸命マジックを披露しても客の反応は「無視」か「ブーイング」でした。
そもそも客が観に来ているのは見目麗しい女性であって、男の野暮な手品など最初から興味もないのです。

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しかし、ネタが中々うけず、「僕も大変なのよ…」と呟いたとき、かすかに笑いが起こり、それ以来手品とともに茨城訛りの話術を磨き、客を惹き付ける工夫をするようになったそうです。
本来マジックでは、「タネも仕掛けもございません」というのが常識ですが、「ここに手品用のハンカチがあります!」と、あえて道具にタネがあることを強調する、別の意味で衝撃的(笑)なハンカチマジックも、最初プロのマジシャンたちからは「邪道だ」と非難されたそうです。
しかし、お客様は拍手喝采で喜び、受け入れてくれました。

周りに惑わされず、業界の常識が“真の顧客志向”とは限らないということを身をもって証明したのです。


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