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その時 歴史が動いた

所長の眼鏡

2007年07月1日

最近の民放のテレビ番組は面白くありません。バラエティー番組かワイドショーと報道番組をミックスしたような情報番組がほとんどで、最近では、牛ミンチの偽装問題や年金問題など、連日連夜どのテレビ局も多くのコメンテーターを座らせて議論させ、そのコメンテーターたちはどのチャンネルをひねっても登場します。

よくもまぁ世の中の悪い部分ばかり、これほどまで時間を割いて放送するもんだと思ってしまいます。
かと言って、NHKの番組が面白いかと言うと、そうでもありません。その代表例が『大河ドラマ』です。

ここ数年マンネリ化しており、史実とかけ離れた内容もしばしばです。
歴史ドラマとしては毎週それなりに楽しめますが、逆にドラマゆえの弱点で、主人公の所業を甘く描きすぎて若干しらけてしまう時もあります。

代わりに、NHKの歴史番組で面白いのが、毎週水曜夜10時放送の『その時 歴史が動いた』です。この番組はドラマではなく、その都度取り上げる歴史上の人物、組織が歴史を動かした「その時」にスポットをあてて、歴史が動いたときを取り上げるドキュメンタリー番組です。
『大河ドラマ』が取り上げることができない視点から歴史を見つめることによって、歴史がどう動いていったかを描いている点が新鮮で面白いですし、偉人たちが「その時」にどういう選択に迫られ、そしてどういう判断を下したかということも非常に勉強になります。

秀吉がまだ藤吉郎の頃、冬の寒い日に信長の草履を温めるため、藤吉郎は自分の懐に草履を入れて温めていたことを知った信長は、その時から藤吉郎に目をかけるようになり、秀吉の出世街道が始まったのは有名な逸話ですが、もし、「その時」・・・
「ぬう、生ぬるい。サル!うぬはこの信長の草履の上に座っておったか!」
「それは違います。この寒さのなか、殿が冷たい思いをされてはいけないと思い、 懐の中に草履を入れて温めておりました」
「なにぃ!余計気持ち悪いわ!(怒)」
と、信長の感性が少し違っていたら、日本の歴史は大きく変わっていたかもしれません。

学生の頃、『太閤記』を読みながらそんなことを思ったものですが、このような考え方は一見無駄のように思えるかもしれません。
しかし、会社を経営していると、その時々で経営者は決断を迫られます。設備投資、価格設定、雇用、借入、脱税、粉飾・・・すべての経営判断がその後の会社の歴史を築いていきます。
牛ミンチの偽装をした会社も、会社の歴史を動かす「その時」があったのでしょう。

ちなみに、番組の司会進行役はあの松平アナウンサー。かつて、タクシーの運転手を蹴り飛ばして謹慎処分を受けたことがあるあの人だが、彼がタクシーの運転手を蹴り飛ばした「その時」歴史は動いたのだろうか(笑)。冗談はともかく、この番組はすでに8年間も続いており、ピアニストの谷川賢作が作曲したテーマ音楽もすばらしく、曲に合わせた松平アナウンサーのナレーションも心にしみます。
偉人たちが命がけで決断する「その時」一見の価値ある番組です。


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