HOME >> 所長の眼鏡>>日本が今あるのはリーマンのお陰!?

日本が今あるのはリーマンのお陰!?

所長の眼鏡

2008年11月1日

米国のサブプライムローン問題に端を発した金融危機。米国の証券大手リーマン・ブラザーズが破綻したことにより、米国の金融市場の混乱は一瞬にして世界を駆け巡り、ついには日経平均株価もバブル崩壊後の最安値を割り込む事態に陥っています。

EXP=1363606040

このリーマン・ブラザーズという会社は、数年前にホリエモンがフジテレビを買収しようとしたときに、ライブドア側についたことで話題になりましたが、実はもっと昔から日本とは深い係わりがあったのです。日本が世界史に登場したのは、日露戦争に勝利したことによると言えますが、その反面、ロシア・ソ連の傘下に下った国々は、その後つらい運命に泣いたのでした。その明暗を大きく分けたのは・・・?

1904年、日本は国の命運を賭して戦いに立ち上がりますが、開戦の前年、日本にはわずか1億7000万円の予算しかなかったのです。当時の日銀副総裁だった高橋是清は、日本の国債の買い手を求めて絶望的な気持ちで欧米を駆け巡っていたが、当時世界最強のロシア帝国に向かって東洋の小国日本が勝てるわけがなく、アメリカでもロンドンでも誰も日本の国債を買う人などいなかったのです。そんな時、高橋是清はロンドンでヤコブ・シフとの運命的な出会いを果たします。ユダヤ系投資銀行「クーン・ローブ商会」を率いる彼は、当時の2億ドル(現在の1兆円)の国債を引き受け、高橋是清は狂喜し、日本政府も大いに喜んだのでした。

1905年、日本政府はこの調達した資金で軍艦を購入し、東郷平八郎率いる日本艦隊は、バルチック艦隊を見事に壊滅させ完勝します。
もし、日本がこの戦争に敗れていたとしたら、日本はロシアによって支配されていたから、今の日本はありえなかったと言えます。

また、「クーン・ローブ商会」もトリプル・ハイリスクの日本国債を大量に抱え倒産していたはずです。
何を隠そう、このクーン・ローブ商会がのちに合併したのが、リーマン・ブラザーズなのです。リーマン・ブラザーズも日露戦争中に、シフの呼びかけに応じて、日本の国債を購入しています。
ヤコブ・シフはのちに、「私はロシアにおけるユダヤ人虐殺に深く憤っていた。ロシア帝国に対して立ち上がった日本が、ロシアを罰する“神の杖”であるに違いないと考えた。」と言っています。彼は熱心なユダヤ教徒でしたので、西洋文化に溺れない日本人に、相通ずるものを感じていたのかもしれません。近代化の道をひた走る日本、しかしその伝統や文化を棄てず、また「武士道」などという本をあらわして独自の精神を世に問う日本人に、大きな興味と関心を持ったのでしょう。

1938年、ナチスのユダヤ人迫害が激化すると、樋口季一郎将軍のユダヤ難民救済の行動が開始されます。
「日露戦争の時にはユダヤ人に助けられたじゃないか」というのが彼の「恩返し」の発想であり、また日本精神として引き下がれない救援行動でした。
リーマンという存在は今も昔もリスクのあるところに投資し、2008年になってそれが最悪の形で裏目に出てしまったのです。日本人はだからといってリーマンを馬鹿にするとバチが当たるかもしれませんが、世界経済を底なし沼に変えてしまったアメリカという国は本当に自分勝手な国だなと思います。


経営相談から税金対策まで、お気軽にご相談下さい

TEL:06-6791-0724
2017年10月
« 9月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
日野上総合事務所
について
TOPICS
出版物・パブリシティ
求人情報
個人情報の取扱について
リンク集
  • 所長の眼鏡
  • 事務所ブログ
  • 決算診断無料体験
  • 経済産業省認定 経営革新等支援機関

このマークの意味は?