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アッチラ大王の統率ルール

所長の眼鏡

2010年03月1日

新年に出席したある会で、「トヨタは毎年下請けに対して3%の削減努力を押し付けているが、今年は3割の削減努力を発表したらしい」という話しを聞きました。

その時は、「これは3割は潰れろということか!?トヨタらしいな…」と思っていたのですが、それから2ヶ月、そのトヨタが米下院公聴会で「強欲なトヨタ、恥を知れ!」と罵られました。

この言葉は、同じ日本人として、とてもショッキングでした。

 

さて、モンゴルのチンギス・ハーンといえば、欧州では恐怖の代名詞として忌み嫌われている人物ですが、このチンギス・ハーンと並んで恐れられている人物がもう一人います。

それが、遊牧騎馬民族・フン族の最盛期の大王ことアッチラ大王です。

(余談ですが、福岡県、大分県が豊前・豊後と呼ばれる豊はブンの地、フン族のHUNEからきたものだと言われています。)

彼は中央アジアの草原地帯に君臨した大王で、西暦451年頃、西ローマに侵入し、これが天下のローマ帝国を滅亡へと導く引き金になりました。

彼は欧州の人に深いトラウマを残したらしく、当時の絵を見ると大きすぎる顔に浅黒い肌、がに股の上に鼻が潰れており、目が釣り上がっているなど悪魔のように描かれています。

アッチラ大王はまだ人口の少なかった時代に、なんと70万人もの騎馬兵を統率して大遠征を繰り返していたのですが、その統率力の秘密は実に単純で明快なルールを持っていたのです。

 

1.悪い報告をした部下を褒めよ

2.悪い報告をしなかった部下を罰せよ

 

実に単純明快なルールですが、これこそが70万人もの騎馬兵を手足のように操る統率力の原点だったのです。

この2つのルールだけだったら、自分にもすぐにできそうだと思うかもしれません。

しかし、それはとんでもない誤りです。

これほど実践が難しいルールはないでしょう。

試しに、部下に「これからは悪い報告をしたら褒めるから、ドンドン報告しなさい」と言ってみて下さい。

おそらく何も変わらず、相変わらず悪い報告は隠して、薄めて、修正して、ごまかす筈です。

このルールを本気で実践するには、部下に「報告しろ!」と言って相手を変えるのではなく、自分が先に変わらなければなりません。

すなわち、相手に悪いことを報告させるのが先ではなく、自分が悪い報告を受け取ったときに褒めることが先なのです。

これが難しい(^^;)

経営者や管理職で、部下からの報告が無いと嘆く人が多いのですが、自分中心で考えていると、「報告しろ!」と怒る以外になく、「あいつは100回言っても分からない、使いものにならない」で終わってしまうのです。

私もなかなか実践できませんが、悪い報告が本当にすぐに上がってくるようにするには、報告をする側より、報告を受ける側の姿勢の方がはるかに大事で、これが報連相の最大のポイントなのです。

豊田社長が、「世界中から瞬時に問題を吸い上げるシステムを構築する」と言っていましたが、アッチラ大王は1500年以上も前にこれを実践し、70万人もの人を管理していたとは、なんともすごい話しですね。


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