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苟日新、日日新、又日新

所長の眼鏡

2011年03月1日

最近このコラムで缶切りや樵(きこり)の既成概念の話を書かせていただきましたが、かなりの反響をいただいております。

やはり商品開発や経営改善などに頭を悩ませている方が多く、また社員教育の場面でも、このコラムを回覧して読ませたり、参考にしているという話をよくいただきます。

既成概念にとらわれてはいけないという話は、何も今の時代に限ったことではなく、

古代中国の殷の湯王は

「まことに日に新たに、日々新たに、また日に新たなり」

という言葉を洗面器の盤に彫りつけて、毎日の自戒の句としました。

 

ちなみに、日本にも全国に日新小学校がありますが、ここからきたんですね。

余談ですが、この「殷」というのは、後の「周」の人々が呼んだ蔑称で、本来は「商」が国号です。

この「商」の国の人々は、中国で最も早くから、ある場所で安価で購入した物資をその物資の乏しい別の場所で高く売って差益を稼ぐことを生業とした民族といわれており、「商人」の語源となったという俗説もあります。

 

少し横道にそれましたが、人間が神から与えられた時間というものは平等に1日24時間です。

これは貸したり借りたり、また預けたりもできません。

その与えられた時間での毎日というのは、同じことの繰り返しが多く、うかうかしているとすぐマンネリ化して惰性に流されてしまいます。

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ビジネスにおいては日々新たに改善活動をし、技術革新をし、既成概念にとらわれないことが重要です。

また社員教育においても、昨日よりも今日、今日よりも明日と日々成長するように、育てたいと思う側の気持ちと、育ちたいと思う側の気持ちの両方が強くないと上手くいきません。

しかし、その気持ちが強ければ強いほど焦りに変わり、徐々に怒りがこみ上げ、やがて人を育てるのは難しいとあきらめてしまうケースが多いのです。

 

昨年の8月号で山本五十六の言葉をご紹介しましたが、

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

 

これを読めば「なるほど」となりますが、実際にはこれほど根気のいることはないでしょう。

すべて自分でやろうとすれば、お互いパンクしてしまうのは目に見えています。

そこで、社外研修に行かせてみたものの、その効果もパッとせず、ふりだしへもどる…というのはよく聞く話です。

社員が自らの努力で「日々新たに」成長してくれればこれほど嬉しいことはないですが、

 

あの100ドル紙幣に描かれているベンジャミン・フランクリンは、

「教育が高くつくと言うなら、無知はもっと高くつく」と言っています。

 

すなわち教育しない方が、結果的にはもっとコストがかかるということです。

また中国のことわざに

「人に魚を与えれば、一日食べさせることができる。だが魚釣りを教えれば、一生食べさせることができる-老子」

とあります。

将来を見据えた教育の真髄のようなことわざで、やはり教育は重要だと再確認させられます。


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