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科学で説明できない人間の能力

所長の眼鏡

2012年06月1日

東京スカイツリーがついにオープンしました。

東京はいいなぁと羨ましがるばかりですが、建設も設計も設備もほとんどが大阪の企業です。

「東京スカイツリーは大阪の技術で建てたんや!」なんて東京で言うと、また冷ややかな目で見られるんでしょうね(笑)

 

この日のために取っておいたわけではないですが、今だから皆さんに披露したい1 枚の写真があります。

建設中の東京タワーでくつろぐ作業員

建設中の東京タワーでくつろぐ作業員 写真:毎日新聞社

 
以前この写真を目にしたときにあまりの衝撃を受けたので、毎日新聞社からこの写真を購入しました。

昭和33 年、建設中の東京タワーの上でくつろぐ作業員たちの写真ですが、とび職が地上何百mのところを命綱なしでひょいひょい動いていたそうです。

「これは俺たちが作ったから安心だ」って。

高所恐怖症でなくても理解できませんが、科学で説明できない人間の能力ですね。

 

では力に頼らずに自分より大きな人間を持ち上げられますか?

 

――実際に、介護の世界では広まっているのですが、答えは「できる」です。

例えば古武術の「浮き取り」という技は、自分で立ち上がれない人を、つるべ井戸のような原理で楽々と持ち上げることができます。

ただし、そこに科学的な説明はできないのです。

以前もこのコラムで、女性が米俵を5 つ背負っている戦前の写真を紹介しましたが、1 俵が60kg ですから5 つで300kg です。

これも科学では説明できません。

こういうのを達人の技というのでしょう。

 

このように、昔は人間の能力に対する信頼がありました。

ところが、今は石垣を石だけで積みたいといっても、国土交通省が許しません。

理由は「石で積んだだけのものがなぜ崩れないのか説明できないから…」

現実にそれで何百年ももっているのに、その事実を信じようとしないのです。

 

最近、人心が荒廃したといわれるのも、人間の感覚を軽視してきたツケでしょう。

明治以降、西欧文明が入って、科学技術が怒涛のように流れ込み、計数管理により文明は大きく発展しました。

しかし、最悪なのは人間の評価まで計数化してしまったため、人間関係がおかしくなり、社会がギスギスしてきたのでしょう。

 

最近は高齢者の施設でさえ、バリアフリーで段差をなくすと対応力がなくなってよくないと言われ始めているのに、小学校の段差で子どもが転んだと、保護者が怒鳴り込んでくるという。

大変なクレーム社会です。

その結果、今の子どもたちは木も削れない、縄も結べない、雑巾も絞れない。

ホウキを持ってもモップみたいに押したり、ハタキをかけてガラスを割ったりするそうです。

僕も子どもを鍛えないととつくづく思います(^^;)。

イチローが36 歳で10 年連続200 本安打を達成したとき、

「25 歳なのに、40歳みたいなやつがたくさんいる。僕は、そっちの方に興味があります」

と言っていたのを思い出しました。

 

話を戻しますが、東京スカイツリーはそのうち行ってみたいですね。

「アホと煙は高い所に登る」と言いますが、やっぱり見てみたいです。

そして2 年後には「あべのハルカス」が完成します。

事務所からもよく見えるのですが、日に日に高くなっています。

高さ300mは「横浜ランドマークタワー」(296m)を抜いて、日本一高いビルになります。

こちらは文明の進化の賜物ですね。


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