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ビジネスと投資利回りの考え方

所長の眼鏡

2012年08月1日

そば

「こんな事業をやろうと思っているんですけど、どう思います?」

この手の相談をよくお聞きしますが、“はじめる前から成功するか失敗するかが分かる方法”があったら知りたいものです。

 

例えば、「オシャレな創作居酒屋」と「立食いそば屋」の2 つの業態のうち、どちらが成功する可能性が高いでしょうか。

この場合、圧倒的に立食いそば屋です。

「そば」という商材の限界利益率の高さ、アルバイトでも運営できるオペレーション、創作居酒屋に比べて回転率が高く、店舗面積も狭いので賃料が安い。

こういったことを考えると、「成功するビジネスモデル」とは、失敗するリスクをどれだけ下げることができるかということです。

すなわち、新規事業だけでなく、ビジネスは投資ともいえます。

1 億円の商品で年間利回り3%だと配当は年間300 万円。

この商品価値が2 億円になれば600 万円の配当になります。

したがって、年間1000 万円稼ぎたいのであれば、当然ですが価値を3 億円以上にする必要があるのです。

そして、その稼いだ中から税金を納めることになります。

 

よく不動産投資で「最低でも6%、いや8%以上回らないと、いらない」という会話を聞きますが、これは投資のリスクに対するリターンの期待値です。

それだけのリターンが見込めないのであれば、やらないほうがマシということですね。

 

では、会社を経営している場合、損益計算書の売上高に対して、税引き前の当期純利益は何%でしょうか?

商品の粗利益率は何%ですか?

会社を設立するにあたって出資した資本金が、いま何倍になっていますか?

こういう話になると、急に興味を示さなくなる経営者の方が少なくありません。

 

数年前、同級生と会った時に「億ション」を買ったという話を聞きました。

「へぇ~、すごいなぁ!!」と驚くと、

「そんなことないねん。共働きで300 万円の支払いで、35 年ローンやから・・・」

 

ん?待てよ・・・??

300万円の支払いでも35年間支払い続けると1億円を超すのです。

ということは、社員を1人採用するのと億ションを購入するのは、同じ金額なのです。

10人の会社の社長は10個の億ションを持ち、毎年4000万円のローンを背負っている。

50人の会社の社長は50 個の億ションを持ち、毎年2 億円ものローンを背負っている。

汗水たらして働いてくれる社員とマンションとを同じと考えるという意味ではなく、金額だけを単純に比較すれば、そういうことになるのです。

数字というのは、あらゆる方向から見ないといけません。

 

ところで、ロンドン五輪が始まりました。

日本中が元気を取り戻すために「がんばれ!ニッポン!」で湧くのは良いことだと思います。

ただ…私は7月中旬に仙台に行ってきました。

出張の合間であまり遠出はできませんでしたが、仙台空港近くの沿岸部を見てきました。

津波が仙台空港を呑み込んでいく映像が脳裏に焼き付いていたので、現場に行くと衝撃的でした。

瓦礫がうず高く積まれたまま放置されており、その傍らに佇んでしまいましたが、何かを語りかけられているようで、写真を撮ることすらできませんでした。

やはり「がんばれ!ニッポン!」はオリンピックではなく、東北に向けられなければならないと実感しました。

 

関西にいるとどうしても実感が湧きませんが、「がんばれ!東北!」を忘れてはいけませんね。


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