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国民栄誉賞から学ぶビジネスに必要なもの

所長の眼鏡

2013年05月1日

5月5日のこどもの日に、長嶋茂雄松井秀喜の国民栄誉賞授与式と松井の引退セレモニーが東京ドームで行われます。

アンチ巨人、アンチ長嶋のさすがの私でも、長嶋の受賞は遅すぎたと思います。ただ、松井とのダブル受賞に関しては違和感を覚えます。過去に野球界で受賞したのは、王貞治衣笠祥雄の2人だけ。

金田正一野村克也張本勲稲生和久野茂英雄も受賞していないのです。

3月23日、安倍首相が開幕間近の原監督のもとにわざわざ駆けつけ、築地で会食しました。総理と原監督は特に親しい間柄でもなく、総理と言えば旧森派。森喜朗と言えばナベツネです。そして、4月1日にこのビッグニュースです。

なでしこジャパンの受賞の時にも囁かれましたが、政治利用と言われても仕方がないこの流れで、師匠とのダブル受賞と言われては松井も断るに断れなかったのでしょう。

ちなみに、イチローは「プレーを続けている間はもらう立場ではないと思う」と、過去に2度国民栄誉賞を辞退していますが、もう一人「そんなんもろたら、立ちションもできんようなる」と言って辞退した人がいます。

 

世界の盗塁王、福本豊です。

 

引退後は野球解説者として関西人の心を鷲掴みにしていますが、アナウンサーから盗塁成功の秘訣を聞かれ「まず塁に出ることやね」と発言。フェンス際で失速した打球に「何が足りなかったんでしょう?」と聞かれると、「距離ちゃう?」と答えています。貰わなくて正解ですね(笑)

 

さて、とはいっても安倍内閣の支持率が今なお好調なのは良しとして、同じく原巨人も絶好調ですので、またねたんでいると思われてはいけません。国民栄誉賞は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を称えること」と規定されています。

すなわち、大記録という偉業だけで評価をされるのではないということです。その証拠に、ノーベル賞受賞者で国民栄誉賞を授与された人は一人もいません。

 

マーケティングの世界で古くから活用されている格言で、「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である」という言葉があります。しかし、本当に「穴」だけが欲しいのか。そこを理解できないで、「ただ穴を提供できればいい」となってしまうと、本末転倒なのです。

ある人は、ドリルを使って子どもとの触れ合いを求めているかもしれません。ある人は、すでに持っているドリルよりも性能のいいものを求めているかもしれません。お客様が本当に求めているものが何かを知るコミュニケーションを取らなければ、結果として、お客様に満足する価値を提供することはできないのです。

 

2000年以上の歴史を持つ義足は、当初、人間の足のフォルムを真似して作られていました。木や銅でできていたので、走ったりスポーツをしたりするのは非常に困難だったそうです。そこで、近年では足のフォルムに囚われず、本来、足が持つ歩くことや跳んだり走ったりすることなどの機能に注目した義足が開発されています。見た目は人間の足とは思えない形をしていますが、弾力性に優れたカーボンを用いたり、形状を工夫することで、多くの方がスポーツなどを楽しむことができるようになったのです。

最新義足

 先日没後受賞された大鵬親方が、巨人・大鵬・玉子焼きと称されるほどの人気を誇り、王と長嶋がON時代を築き上げて観客を熱狂させることができたように、ビジネスの世界においても、顧客が感動を味わえるような瞬間を作り出すことができれば、そのビジネスは成功するに違いありません。


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