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難が有るから、有り難う

所長の眼鏡

2013年06月1日

平和ボケか、長く続いた不景気からか、日本人はすっかり不満を言う民族になってしまいました。自分が困ったとき、よく「ピンチをチャンスに変える」と言いますが、それがなかなかできずに、人のせいにしたりすることも多いと思います。

今川義元は駿河に本拠を置いた戦国時代の武将ですが、この人は、敵に攻められても自分の兵力は温存して、よその国の兵隊に自分の国を守らせたりしていました。

いつも代わりに「トクさん」に兵隊を出させて戦ってもらっていたのですが、なぜそんなことができたかというと、トクさんのところの跡継ぎを人質にとっていたため、トクさんは逆らえなかったのです。戦うのはトクさんの兵隊。でも、戦いに勝ってもトクさんは恩賞をもらえないのです。

 「トクさん、なんてツイてないんだ…」普通はそう思いますよね。

 

でも、こう言った人がいたのです。

 「マズイって。それじゃ、トクさんの兵隊ばっかり強くなるよ!」

 

そう言ったのは、木下藤吉郎、のちの豊臣秀吉です。

そしてお分かりの通り、トクさんとは徳川家康のこと。

人生、ツイてない時こそ、本当は一番ツイているのです。人は、ツイていない時にこそ、実力をつけているからです。

 

だから、『難』が『有』るから『有り難う』なのです。

 

もう一つ、こんな物語があります。

ある農夫のロバが、枯れ井戸に落っこちてしまいました。ロバが哀れな声で鳴き続けている間、農夫はどうしたらいいか考えをめぐらせます。

そして最終的に出した結論は…ロバはもうかなりの歳で、この井戸はいずれ埋めなければならない枯れ井戸。ロバを引っ張り上げることに意味はない、と考えたのです。

井戸に落ちたロバ

農夫は近所の人々全員を呼び集め、手伝いを頼みました。人々はショベルを手に取り、土を井戸に放り込み始めます。初めの頃は、ロバは何が起こっているのか気づいたようで、ひどく鳴いています。

ところが、その後…ロバはとうとう静かになってしまったのです。その後、何杯か土を放り込んでから農夫が井戸の中を覗いてみると、

 

そこには驚愕の光景があったのです!

 

ショベルで落とされた土がロバの背中に当たるたびに、ロバは体を震わせて土を落とし、踏み固めて登っていたのです。

農夫の隣人達がショベルで土をかけるたびに、ロバは土を振り落してまた登る。そのうちに、ロバはついに井戸の縁にまで達し、嬉しそうに地面に駆け降りたのです。

 「男は敷居を跨げば七人の敵あり」ということわざがありますが、人生は、誰にでも上から土を落としてきます。土の種類は様々です。井戸を脱出するためには、土を振り払い、踏み固めて登らなくてはなりません。

すべてのトラブルは踏み台であると考え、休まずあきらめなければ、どんな深い井戸からでも脱出できる!振り払って登る!という信念が必要なのでしょう。

 「自分を辛い目に遭わせた人が、今思えば大恩人。結果的に自分を幸せにしてくれた」と言った人がいます。まさに『難』が『有』るから『有り難う』なのですが、そのときに「ありがとう」とはとても言えませんが、せめて後になってから言えるような努力をしたいものです。


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