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やられたらやり返す、倍返しだ!

所長の眼鏡

2013年09月1日

俳優の堺雅人さんが型破りの銀行マン役で主演を務める日曜劇場『半沢直樹』(TBS毎週日曜午後9時)が今話題になっています。

私は初回から観ていますが、普通ドラマは初回を逃すと「もういいや…」となるものですが、毎回、回を重ねるごとに右肩上がりに高視聴率を記録しているのはすごいと思います。

ドラマは、直木賞作家の池井戸潤氏の人気小説『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』が原作。

銀行に入ったら一生安泰と言われていたバブル期に東京中央銀行に入行した型破りの銀行マン・半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していく様子を描いています。

ドラマを見ていると、銀行という組織がいかに縦社会で、やはり銀行マンも最大の関心事は人事であるということがよく分かります。

その他にも、3月・9月の銀行の決算前は支店の目標達成のために貸出実行が受けやすい、審査は本部や機械に頼りっきりで現場担当者では分析があまりできない、不良債権を回収しようとしても国税局に横取りされるなど、見ていて勉強になります。

主人公の堺雅人さんがいつも口にする「やられたらやり返す。倍返しだ!」というセリフは、早くも流行語大賞だと言われていますが、久しぶりに聞く「倍返し」というフレーズは何とも痛快です。

半沢2

これはドラマで起こる様々なトラブルに対してのセリフですので、通常我々のビジネスにおいては一般的ではありません。

逆に、銀行に対しては「借りたら返す」のが当たり前です。

銀行とは関係のない分野でも「お前には“貸し”があるからな」などと言いますが、人は“貸し”を作ると、“借り”た人に対して強気になったりします。

とくに銀行からお金を借りると、何か弱みを握られているような気分になる経営者も少なくありませんが、これはビジネス上の取引ですので、何も後ろめたいことはありません。

銀行もその“貸し”につけ込む行為を「優越的地位の乱用」といって固く禁じられています。

 

さて、この“貸し借り”の考え方ですが、あらゆるビジネスの世界にも存在します。

「あいつに仕事を世話した“貸し”がある」とか、「この“借り”はきっと返すぜ!」などと言いますが、お客様に対してはどうでしょうか。

よく来てくれる、よく買ってくれるお客様に対しては、“借り”が発生するので何とかそれに報いようとします。

すなわち、そのお客様を特別に大切にしようとするわけです。

そうじゃない方も増えてきていますが…(^_^;)

 

逆に、お客様に通常していないサービスをすると“貸し”を作ることになります。

そうすると、そのお客様は“借り”ができたと思い、「また行こう!また買おう!」となるわけです。

経営者はこの効果的な方法に頭を悩ませるのですが、安くするだけではお客様は“借り”ができたとは思いません。

 

例えば、メニューに「食後のコーヒー付き」と書いてもさほど感謝されません。

“当たり前”だと思うからです。

でも、メニューに書かずに、店員さんが「食事のお味はいかがでしたか?よろしかったらお好きなドリンクをサービスさせていただきますが、いかがでしょうか?」と笑顔で一声かければ、これは感謝される“貸し”になります。

 

ビジネスはこのバランスを取ることによって、上手く進むケースも多いと思います。

“貸し借り”で表現するとあまり良いイメージを持ちませんし、いかにも日本的な感じがしますが、マニュアルにはない「思いやり」や「やさしさ」といった心のサービスも重要ではないでしょうか。


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