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年末調整~迷いやすい・誤りやすい点を解説いたします2020.11.30

 

年末調整で、迷いやすい点、誤りやすい点をピックアップして解説いたします。


Q1 当社は、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、従業員を休業させ、休業期間について、「休業手当」を支給しました。この手当は、給与に含めて年末調整をするのでしょうか?




(A)「休業手当」も給与に含めます。
よく混同するのが、労災により支給される「休業補償」です。「休業補償」は所得税法上、非課税ですが、「休業手当」は給与収入です。



Q2 従業員Aの母親の収入は、パート収入90万円、遺族年金70万円です。扶養親族の判定上、この遺族年金は、母親の所得に含めるのでしょうか?



(A)遺族年金は、所得税法上、非課税です。
Aさんのお母様の場合は、パート収入90万円だけを基に判定します。給与所得控除55万円を引いた後の所得金額は35万円となり、扶養親族に該当します。



Q3 当社では、学生アルバイトを雇用しています。アルバイトAさんには、R2年は、給与120万円を支給し、他に収入はないそうです。Aさんに適用される「勤労学生控除」について教えてください。



(A)勤労により所得を得ている学生・生徒のうち、給与収入が130万円以下で、かつ、給与収入以外の所得合計が10万円以下の人は、「勤労学生」と呼ばれ、勤労学生控除27万円を受けることができます。

この場合は必ず、Aさんから「R2年分給与所得者の扶養控除等申告書」を提出してもらい、申告書の中の勤労学生の欄にチェックを入れ、「勤労学生の内容(学校名・入学年月日・所得の種類と見積額)」を記載してもらう必要がありますので注意しましょう。
余談ですが、103万円を超えると親の扶養親族からはずれます。ご両親に報告するよう助言しましょう。