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「財産及び債務の明細書」の見直しが行われます!2015.05.25

 第68回カンヌ映画祭の授賞式が5月24日(現地時間)に開催されました。  毎年日本の受賞があるのか?が話題になりますが、今回は黒沢清氏の「岸辺の旅」がある視点部門の監督賞を受賞。 映画での日本人の活躍は、うれしい限りです。
さて、平成27年度税制改正での納税環境整備の項目において、所得税・相続税の申告の適正化を確保する観点から、「財産及び債務の明細書」について見直され、新たに「財産債務調書」として整備されます。
①提出基準の見直し 現行:その年分の所得金額が2千万円超であること 改正:現行の「その年分の所得金額が2千万円超であること」かつ、「その年の12月31日において有する財産の価額の合計額が3億円以上」又は「その年の12月31日において1億円以上の国外転出特例対象財産を有する」場合 ②記載事項の見直し 現行:財産の種類、数量及び価額 改正:現行の「財産の種類、数量及び価額」の他、財産の所在、有価証券の銘柄等、国外財産調書の記載事項と同様の事項の記載を要する ③記載すべき財産の価額 現行:土地建物、骨董品等について:その年の12月31日現在の見積価額や取得価額 有価証券について:その年の12月31現在の価額(計算困難な場合等は取得価額) 改正:時価(見積価額も可) 有価証券等については取得価額の記載も必要 過少申告加算税等の特例を新たに創設 財産債務に係る所得税又は財産に対する相続税について修正申告等があった場合の過少申告加算税等については 財産債務調書の提出がある場合の過少申告加算税等の軽減や、財産債務調書の不提出・記載不備に係る部分についての過少申告加算税等の加重という加減算が実施される。 この改正は、平成28年1月1日以後に提出すべき財産債務調書について適用されます。