事務所ブログ

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の変更点について2022.11.07

 

年末調整の時期が近づいてきましたが、皆様ご準備は進んでおりますでしょうか?

今回は「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(マル扶)の変更点についてご案内します。

 

〇住民税に関する事項

 退職手当等を有する配偶者・扶養親族     欄が新設されています。

 

 

 

 

こちらは配偶者等を扶養する要件の「合計所得金額48万円以下」に退職所得金額を含むか否かで、所得税と住民税の計算方法が異なるからです。

 

例えば・・・

 配偶者の所得金額

  ・給与所得・・・(収入金額)160万円 (所得金額)105万円

  ・退職所得・・・(収入金額)300万円 (所得金額)30万円

 

 所得税では配偶者特別控除の適用を受けることはできません。

 配偶者特別控除の適用を受けるためには、配偶者の合計所得金額が133万円以下である必要があります。

 (所得税では合計所得金額に退職所得が含まれる)

 

 一方、住民税では配偶者特別控除の適用を受けることができます。

 (住民税では合計所得金額に退職所得を含まない)

 ※別途住民税の申告が必要。

 

 

配偶者特別控除の他にも「ひとり親控除」「扶養控除」等の人的控除がある方は該当するケースがあるかもしれません。

扶養親族で退職金を受け取られた方がいる場合はご注意ください。