事務所ブログ

相続人の中に養子がいると…2015.08.17

 今日は久しぶりの雨ですね。 お盆の間は、とてもいい天気でした。 皆さんはどちらに出かけられましたか? さて今回は、相続人の中に養子がいる場合の注意点を書きたいと思います。 相続税の計算をする場合、次の4項目については法定相続人の数を基に行います。
  1. 相続税の基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人の数)
  2. 生命保険金等の非課税限度額(500万円×法定相続人の数)
  3. 退職手当金等の非課税限度額(500万円×法定相続人の数)
  4. 相続税の総額の計算
これらの計算をするときの法定相続人の数に含める被相続人の養子の数には、一定の制限があります。 この法定相続人の数に含める養子の数の制限は以下のようになります。
  1. その被相続人に実子がある場合は、1人
  2. その被相続人に実子がない場合は、2人
ただし、養子の数を法定相続人の数に含めることで、相続税の負担を不当に減少させる結果となると認められる場合は、その原因となる養子の数は、上記1.又は2.の養子の数に含めることはできません。 また、次のいずれかにあてはまる人は、実子とみなされるため、すべて法定相続人の数に含まれます。
  • 民法に規定する特別養子縁組により、被相続人の養子となった人
  • 被相続人の配偶者の実子で、被相続人の養子となった人
  • 被相続人と配偶者の結婚前に特別養子縁組によりその配偶者の養子となった人で、被相続人と配偶者の結婚後に被相続人の養子となった人
  • 実子もしくは養子又はその直系卑属が相続開始以前に死亡し、又は相続権を失ったため法定相続人となった直系卑属 直系卑属とは子供や孫のことです。
この法定相続人の数に算入する養子の数の規定は、あくまでも数に関する規定です。 ですから相続人の判定及び法定相続人の判定には影響しませんので、ご注意ください。