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「宿泊税」の導入で、大阪も国際都市の仲間入り、ですね2016.04.18

 大阪府では、来年1月から、「宿泊税」が導入されることが決定しました。 「宿泊税」とは、大阪府内のホテルや旅館に一定の金額以上の料金で宿泊した場合に、大阪府が、宿泊客に課税する大阪府独自の地方税です。
道頓堀 道頓堀

「宿泊税」は、東京都が2002年(平成14年)から導入済み、大阪府は、日本で2番目の導入となります。 ハワイ、ニューヨーク、ローマ、ミラノ、パリ、ニース、ブリュッセル、ドバイ等々、国際都市と呼ばれる都市ではすでに広く導入されています。
大阪府の税額は、3段階で、宿泊料金(1人1泊素泊まり)ごとに次のとおりです。 ①宿泊料金 10,000円以上15,000円未満⇒100円 ②宿泊料金 15,000円以上20,000円未満⇒200円 ③宿泊料金 20,000円以上⇒300円 参考:東京都では、③はありません。
シェラトンワイキキホテル シェラトンワイキキホテル
大阪府では、外国人観光客が急増しており、今後も東京オリンピック・パラリンピック等を控え、さらに増加が見込まれます。 観光庁の「宿泊旅行統計調査によると、平成27年度の宿泊施設の客室稼働率は、大阪府が全国トップの85.2%で、2位は東京都の82.3%です。 比較的高額なリゾートホテル部門の稼働率は、大阪府が91.4%でトップで、2位の千葉県の84.1%を大きく引き離しています。
おもてなし 大阪府は、交通機関・案内板の多言語対応、観光案内所の増設、観光バスの駐車場整備等々、外国人観光客に優しい街づくりをすすめ、「お・も・て・な・し」を強化して、世界有数の国際都市・大阪を目指し、都市の魅力を高め、観光の振興を図るための施策の費用に充てることを目的としています。