事務所ブログ

国税もクレジットカードで納付できるようになります!2016.04.19

 確定申告も終わりほっとしている頃かと思いますが、振替納税をされている方は明日が所得税の引き落とし日です。 そして消費税は4月25日となっています。口座にお金がなくて引き落とされなかったなんてことがないよう注意してくださいね 😉
さて今回のお話は平成28年度税制改正により国税のクレジットカードによる納付の創設についてです。 国税は納付期限までに納付する必要があります。
納付の方法には、
  1. 税務署、金融機関の窓口で現金に納付書を添えて納付する方法
  2. 指定した金融機関の預貯金口座から振替納税する方法
  3. ダイレクト納付又はインターネットバンキング等を利用して電子納税する方法
  4. 延納・物納(相続税・贈与税)
が現状あります。
そして今回平成28年度税制改正において、国税の納付手段の多様化を図る観点から、納税者がインターネットを利用したクレジットカード決済による納付が可能となるそうです。適用は平成29年1月4日からです。
  1. 納付書で納付できる国税を対象とし、税目、納税額については、基本的に制限なし(1,000万円未満に限定)
  2. クレジットカードの利用手数料は納税者が負担
  3. 納税者がクレジットカード会社に納付手続きを委託し、クレジットカード会社がその納付手続きを受託した日に国税の納付があったものとみなして、利子税・延滞税等を適用
  4. 適正なクレジットカード納付を実現するための所要の措置を講ずる。 (納付受託者の指定・取消し、納付受託者の納付義務・帳簿保存義務・報告義務 等)

クレジット納付が始まると納付手段の選択肢が広がるだけでなく、金融機関などへ出向く手間がなくなり便利になりますね 😀  ただし、納税証明書の発行には日数を要すると思われますのでご注意ください。 大阪府では既に自動車税の納付などでクレジットカード納付が適用されています。 来年からはぜひ国税もクレジットカード納付も考えてみてはいかがでしょうか。