事務所ブログ
お国柄が見える各国の消費税の軽減税率2014.04.23
4月1日から消費税が8%になりました。
来年、平成27年10月1日からは、さらに10%にUPします。
消費税が10%にUPするときに、導入が検討されているのが、
「生活必需品の税率を低くする軽減税率」です。
海外の多くの国では、
食料品などにかかる税率を低く抑えた軽減税率がすでに導入されています。
「副所長の眼鏡」(H19年3月1日号Vol.20)でも、紹介させていただいておりますが、
「海外のユニークな」軽減税率をいくつかピックアップしてみます。
ドーナツは、購入する個数が、5個以下か6個以上か、で消費税が変わります。
5個以下は、その場で食べる外食(贅沢品)とみなされ、標準税率5%
6個以上は、家に持って帰って食べる「食料品」となり、軽減税率0%
菓子類は、基本的には標準税率ですが、
ケーキ類(全て!)とチョコレートコーティングされていないクッキー、ビスケット類は、
庶民が日常的に食べる「食料品」として、軽減税率0%
でも、クッキー、ビスケット類がチョコレートコーティングされると、
贅沢品とみなされ、標準税率20%
フランス
(注)2014年1月より標準税率は引上げ、食料品の軽減税率は据置
マーガリンは工業製品のため、標準税率20%
バターは酪農家保護の観点から、軽減税率5.5%
イギリスでは、ケーキ類は、クリームやチョコレートがたっぷりかかっていても、
日常的に食べる「食料品」なのですね。
おもしろいですね。
日本では、いったい、どのようなものに軽減税率が適用されるようになるのでしょうか?
私たちの生活に大きく影響するだけに、今後も注目していきたいです。