事務所ブログ
リーダーシップとマネジメントの役割2014.02.28
リーダーシップとマネジメント。ビジネスでよく耳にする言葉ですが、
皆さんはそれぞれの役割をご存知でしょうか?
経営をおこなっていく上で、リーダーや管理職の立場に立っておられる方も多いと思います。
その中で、リーダーシップとマネジメントを発揮しなければならない場面が数多くあるでしょう。
そこで本日は、登山の話を例にして、リーダーシップの役割とマネジメントの役割について
述べていきたいと思います。
山登りをする際に、リーダーシップをとる人が考えなければならないことは、 『What』と『Why』です。
高尾山にハイキングをしに登るのか、それとも、日本一の山である富士山を目指すのか。
つまり、「どの山(=What)に登るのか?」を決めるということです。
しかし、登っていく中で皆が疲れてきたり、だらけたりしてしまうことがあると思います。
さらには、辞めたい・下山したいと言い出す人も出てくるかもしれません。
そのような時こそ、リーダーシップが必要とされます。
「一緒に頂上まで登って、朝日を見ようって約束したじゃないか。最後までみんなで登ろうよ。」などと言って、
「なぜ(=Why)この山を登り始めたのか」という目的を明確にし、それを皆で共有することで、
その山に登りたいというモチベーションを高めてあげるのです。
これが、リーダーシップの役割になります。
そして一方、マネジメントを発揮する人が考えなければならないことは、『How』です。
つまり、登る山をどのようなルートで登っていくのかを決めるということです。
さらに、宿泊をしないといけない大きな山に登る場合は、どこで宿泊するのかということや
宿泊のために必要な道具や食事を考えなければなりません。
このように、今何が必要で、何を準備しておかないといけないのか
そして、どういうペース配分で登るのかといった細かいことをしっかりと決めます。
さらに、メンバーがその通りに動いていけるようにサポートしてあげるということが、マネジメントの役割です。
特に、日本の中小企業の管理職やリーダーの方々は、リーダーシップとマネジメントの
どちらも発揮していく必要があります。
そして、そのタイミングや場所・人を見て、「今はリーダーシップをしっかりととらないといけない」
「今はマネジメントをやらないといけない」という見極めをしてきちんと遂行し、
その役割を果たしていくということが大切になってきます。
今回の山登りの話を、ビジネスに置き換えて考えていただくことで参考になれば幸いです。