事務所ブログ

住宅ローンを借りた時に入る「団体信用生命保険」って、何ですか?2016.03.23

 団体信用生命保険(通称「団信」)とは、あまり聞きなれない名称ですが、住宅ローン専用の生命保険です。 住宅購入時に金融機関から借りる住宅ローンは、団信の加入を条件としているものがほとんどです。
団信は、通常の生命保険と異なり、保険金の受取人が住宅ローンの債権者である金融機関になっています。 団信に加入していれば、住宅ローンの契約者(債務者)が死亡した時には、生命保険会社から住宅ローンの残金分の保険金が金融機関に支払われ、住宅ローンは精算され、遺族は住宅ローン残金の返済が免除されます。
便利で安心な保険ですねヾ(*´Ο`*)/

3世代マイホーム
では、団信付の住宅ローンを借りている方が亡くなった時、相続税の申告はどうなるのでしょうか? 国税庁HPの「誤りやすい事例⑬」(相続税申告書第13表債務及び葬式費用の明細書」(click!)」の記載方法)でも紹介されています。 意外と迷いやすいので、具体例で、いっしょに考えてみましょう!!(-^0^)人(^0^-)☆ 住宅の相続税評価額 8,000万円 住宅ローン残金   5,000万円(団信に加入)
一般に、相続税の計算において、債務は、相続財産の価額から差し引くことができます。 相続税の課税対象は、いくらでしょう?
①亡くなった時には、まだ住宅ローンは残っているわけだから、 8,000万円-5,000万円=3,000万円 ②団信に加入していたので、後日、住宅ローンの返済は免除されるから、 8,000万円
ロダン
正解は、②の8,000万円です。
相続財産の価額から差し引くことができる債務は、死亡した時にあった債務で確実と認められるものです。 団体信用生命保険契約に基づき返済が免除されるローンは、死亡により支払われる保険金によって補てんされることが確実で、相続人が支払う必要がない債務なので、相続税の計算上、債務として差し引くことはできません。
わんホーム 国税庁が、わざわざ、HPの「誤りやすい事例」に載せるということは、ついうっかり、住宅ローン残金を「債務」と勘違いしてしまうケースが多いようですね。