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身体障害者の車椅子の購入代金は医療費控除の対象外です2016.02.12

 確定申告時期、ということで、医療費控除のために、ただ今医療費の領収書を1年分まとめて計算されている方もいらっしゃるかと思います。 今日は医療費控除の事例をご紹介します。
例: 息子は小児まひを患い、体が不自由です。そのため、車椅子を購入しましたが、この購入代金は医療費控除の対象になるのでしょうか?また、不安定な体を支えるために補助ひも、座布団も購入しましたが、これらの代金についてはどうでしょうか。
答: 車椅子の購入代金は、医療費控除の対象になりません。よって、車椅子の付属品である補助ひもや座布団の購入費用も同様です。 これらの購入費用は、医師等の治療を受けるために直接必要なものとして購入したものではないためです。 これが足の治療を受けるための通院に使用する場合は、その代金が医療費控除の対象とされますが、日常生活の必需品として購入する場合の代金は医療費控除の対象外となります。 車椅子だけではなく松葉づえも同様です。 医療費控除の対象となるか否かの分かれ目は、医師等の治療にかかわりがあるかないかになります。
なお、上記の事例は医療費控除はできませんが・・・ 身体障害者の方について、「障害者控除」が設けられています。 控除額は障害の程度によって異なります。
障害者 身体障害者手帳の発行を受けている方、 65歳以上の方で障害の程度が障害者に準ずるものとして市町村長等の認定を受けている方 など →控除額27万円
特別障害者:障害者のうち特に重度の障害がある方を指します。 身体障害者手帳に身体上の障害の程度が1級又は2級と記載されている方 いつも病床にいて、複雑な介護を受けなければならない方 など →控除額:40万円
同居特別障害者 特別障害者である控除対象配偶者や扶養親族で、申告者や配偶者、生計を一にする親族のどなたかとの同居を常としている ※老人ホームなどへ入所している場合は、同居を常としているとはいえません →控除額:75万円