コラム『所長の眼鏡』

忍者がやっていたリサーチ方法2016.05.01

 商売をしている限り、売上が上がらないという悩みは尽きないと思います。「自分ができることはすべてしている。でも売れない…」「ライバルの売れている商品をマネている。でも売れない…」 なぜ、お客様は売ろうと努力しているあなたから買わないのでしょうか?
戦国の世、リサーチと目標達成のプロと言えば「忍者」です。 「この時代に忍者って…」と思われたかもしれませんが、経営者や営業マンにとって「忍者の任務」や「精神」はとても参考になります。 まず、忍者は特技を自慢しません。 当たり前ですが「私は忍者です!」と安易に名乗っていたら、任務が遂行できません笑。 一般人にはできない特別な技術を持っていながら、それを人には話さないのです。バレたら主から依頼された任務が台無しになるどころか、主がピンチに立たされる可能性もあるからです。 忍者 忍者の任務に「草」という任務があります。 まず、一般人を装い目標の土地に移住し、素性を完全に隠し、現地人と交流し、家族を作るのです。 この土地に溶け込んでいくことが最初のステップですが、家族を持ち、完全に怪しまれないほどに現地に溶け込んだ「草」の重要な役目とは、「目標の消去」「情報収集」です。「目標の消去」って怖いですよね。 しかし、課せられた任務です。もし、草自身が任務を遂行できなかった場合は、生まれた子供にその役目が引き継がれます。 子供の代でダメなら孫、孫でダメならひ孫と代々その役目は引き継がれていったそうです。それだけ確実に目標を達成するための任務なのでしょう。
すなわち、忍者の草がやっていたことは、①土地に溶け込むこと②情報収集③目標の消去、でした。 時代の流れが劇的に早くなった今の時代に「草」をやっている時間はありませんが、では現代に置き換えてみると、現代版「草」とは、①お客様に溶け込むこと②お客様の情報収集③お客様が欲しい商品を売ること、となるのでしょう。
では、皆さんに質問です。
お客様の家に行ったことはありますか?お客様が集まるコミュニティに行ったことはありますか?どんな家に住んでいて、どんな車に乗って、家族構成は知っていますか?どんな仕事をしていて、生活スタイルはどんな感じか?ストレス解消方法は?どういうときに笑顔になっているか?お客様の目標は何で、どんな夢を持っているか知っていますか?
どうでしょうか。皆さんはお客様のことをどれくらい知っていましたか? 「あぁ、全然知らない…」という方も、これからリサーチしていけばいいのです。
お客様の本音を知るために、皆さん自身がお客様に溶け込み、欲しがっている商品がわかれば、その商品を売ればいいのです。 もしそれが商品化されていないものであれば、独占できるチャンスです。商品が売れなかったのは、お客様のことを知らなかっただけ…。もしそうであれば、知ることで解決していけます。 リサーチするために、客になって商品を買ってみたり、電話で問い合わせたり、ひたすら通って常連客になったりして情報収集をしたります。 マーケティングはリサーチなしでは成り立たないのです。 今さら忍者になってお客様を探ると捕まりますが、忍者気分で、現代版「草」を実践してみてはいかがでしょうか。