コラム『所長の眼鏡』

アインシュタインの問題解決策2021.09.01

 

「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない」-アインシュタイン

 

もしビジネスで何かうまくいっていない点があるとしたら、その解決策は、今考えていることの延長線にはなく、今までとは全く異なる視点での解決策になるということです。

 

知識のないことや、既存の常識に囚われてしまうことは、視野を狭くし、見えるものも見えなくしますが、以前からこのコラムでもたくさんの事例を紹介してきました。

これを「トンネルビジョンとファネルビジョン」と言います。

ほとんどの経営者は、トンネルの中を見通すような狭い視野しか持っていなく、実践するためには、自身の『考え方の枠を外す』必要があるのです。

 

ところで、コロナの感染が拡大し、もはや災害レベルとまで言うわりには、政治家も感染症対策分科会もトンネルビジョンに囚われて同じ方策を繰り返すばかりです。

だれか、あの人たちにファネルビジョンの話をする人はいないのでしょうか。

だれが考えても現状を打開することは難しいと思います。

 

先日面白い話を聞いたのですが、

「この前、15年くらい悩んでいたことがちょっとしたことで解決した」

という話です。

 

料理好きの彼は、自宅で目玉焼きを作るのに、フライ返しを使ってひっくり返すときに毎回ストレスを感じていたそうです。

いつも上手くひっくり返せなく、何回やっても、上手くひっくり返せないので、自分は不器用なんだと思っていたそうです。

 

ところが、あることに気づいて、フライ返しを上手く使いこなせないのは、原因が別にあることが分かりました。

それは、「世の中のものは基本、右利きのために作られている」ということです。

 

彼は左利きだったので、いつも左手でフライ返しを使っていたのですが、あるとき試しに右手で使ってみると、とても簡単に卵焼きをひっくり返すことに成功したそうです。笑

 

なんで?と思ってネットで調べてみると、フライ返しは基本的に右利き用でできていることが発覚。

そして、そこで初めて、左利き専用のフライ返しが売られていることを知ったそうです。

その左利き用のフライ返しは、決して安い値段ではないのですが、彼の問題を解決してくれるのはこれしかありません。

すぐに、この左利き専用の商品を買いました。

15年間ずっと右利きのフライ返しを使っていたのにもかかわらず。笑

 

 

すなわち、問題の原因に気づけば、お客さんは自分から買いに行くということです。

料理を始めてから15年以上もフライ返しを使いにくいことにずっと悩んでいたのに、本当の問題に気づいたことですぐに解決策を探しに行ったのです。

しかも、誰も何も売り込んでいないのに。

 

でも、これって決して珍しいことではありません。

むしろ、新しい問題に気づいた時ほどその問題を解決したいと思うのが普通です。

ということは、売り手が問題に気づくようなメッセージを作ることができれば、売り込むことなく売上をあげることも可能になるということですね。

簡単ではないですが。。。

 

コロナの話に戻りますが、もう今の政府にコロナを収束させる能力はないような気がしますが、卵焼きをひっくり返さずに、焦げてカチカチになるのだけはやめてほしいですね。