職場定着支援助成金2015.04.30
気がつけば今年も3分の1が過ぎようとしています。
皆さんは年始に立てた目標について、どの程度まで近づいておられますか?
新年度が始まって1か月。この辺りで自分自身の目標達成について再度見直しを図り、残りの期間をより充実したものにしていきたいと思います。
さて、今回はこの4月から新設された助成金について、少し詳しくご紹介したいと思います。
『職場定着支援助成金』
この助成金は以下の4つの制度のいずれかを導入し、実際に実施した場合に制度導入助成として10万円を支給するというものです。導入する制度はいくつでもよく、導入した制度数×10万円が支給されることになります。
(1)評価・処遇制度
→従業員の人事評価や賃金制度の構築、各種手当の創設などこれまでにない評価・処遇のしくみを設ける。
(2)研修制度
→職務に必要な知識やスキル身につけるための研修制度を全額事業負担で従業員に受けさせる。
(3)健康づくり制度
→人間ドッグ、生活習慣病予防検診、腰痛健康診断などを事業主が半額以上負担して従業員に受けさせる。
(4)メンター制度
→直属の上司とは別に、キャリア形成や職場での問題解決を支援するための先輩(メンター)、後輩(メンティ)といったサポート体制を設ける。
そして、こうした制度を導入、実施したあかつきには、従業員の定着率が高まり離職率も下がるだろう!ということで、従業員の人数規模に応じた一定率以上に離職率を低下させた場合には、目標達成助成として60万円が支給されます 😀
ただし、この助成金は対象となる事業が決まっており、いわゆる重点分野とされる建設業や情報通信、運輸、医療・福祉などの事業に限定されています。また、上記の各制度にはさらに詳細は条件があり、「就業規則」を整備して労働基準監督署へ届け出する必要もあります。
「うちは対象事業に該当するのか?」「是非取り組んでみたい!」など、本助成金についてご質問等がありましたらお気軽に当事務所までお問い合わせください!