事務所ブログ
マイナンバーカードと雇用保険2022.12.11
皆さんはもうマイナンバーカードは作られましたか?
マイナポイント第2弾のマイナポイントをGETするには、12月末までに
マイナンバーカードの交付申請をする必要がありますので、これから
駆け込み申請が増えるかも知れませんね。
さて、2021年10月よりマイナンバーカードの健康保険証利用がスタート
していますが、先日2024年秋頃には現在の紙の健康保険証を廃止し、
マイナンバーカードに一本化する方針が打ち出され、大きな話題になり
ました。
確かに、診療記録が医療機関で共有できたり、転職の際に健康保険証の
返却や新たな交付手続きが不要になる、また入院等の際にも高額療養費
の請求や限度額適用認定証の交付手続きが不要になるのなど、とても便利
になるかと思います。
一方で、セキュリティー面の不安や医療機関並びにご高齢の方の負担増など
が懸念されていますが、将来的には運転免許との一本化やマイナポータルを
介した租税申告や年金手続きも普及していくことを考えれば、どこかのタイ
ミングで切り替えていかなければならないのでしょうね。
また、マイナンバーカードがあればマイナポータルで、雇用保険の加入状況
や教育訓練に関する情報を得られたり、離職した際のハローワークでの失業
給付手続きも簡便になります。
これまでは、失業認定を受ける際に「顔写真2枚」を持参し、紙の「受給資格者証」
の交付を受けて毎月ハローワークに持参する必要がありましたが、10月からマイナンバ
ーカードがあればそれらが不要になっています。
更に、2024年度からは、退職時に会社から郵送や手渡しで受け取っていた「離職票」
も、ハローワークから直接マイナポータルで受け取ることが予定されています。
2015年10月にマイナンバー通知カードが発行されたものの、停滞感のあった社会保障・
税番号制度ですが、これから一気に加速していきそうですね!