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世界の面白い税金

所長の眼鏡

2019年10月1日

いよいよ10月に入り、消費税も10%となりました。

飲食料品と新聞が軽減税率8%として残るものの、

ついに2桁となりました。

 

ただ世界に目を向けるとヨーロッパ諸国はやはり高く、

最も消費税が高い国はハンガリーで27%、

月に10万円消費するとして、消費税が2万7千円は高いですね。

2位がアイスランドで25.5%、

僅差の25%でスウェーデン・クロアチア・デンマーク・

ノルウェーが3位グループとなっています。

逆に一番低いのは、タイ・台湾・カナダ・ナイジェリアの5%ですが、

日本もほんの5年前までは5%だったのに…。

 

税金の話というのは、

腹が立つことはあっても面白いと思うことはまずありませんが、

意外と昔から世界には面白い税金がありました。

 

 

デンマーク「脂肪税」(2011年~2012年)…

ポテトチップス税に似た肥満を予防するための税金で、

脂肪分を含むバターやチーズ、お肉等にかけられます。

似たような税金で、ルーマニアの「ジャンクフード税」があります。

 

ニュージーランド「家畜ゲップ税」(2003年発案…否決)…

「大量の家畜のゲップが大気を汚染している!」

という理由で課税が検討されましたが、見事に否決されました。

 

中世のフランス「カエル税」

領主が「カエルがうるさくて寝れないから

カエル税としてカエルを黙らせろ」と、

領民に交替で水面をたたいてカエルの鳴くのを止めさせ、

労働を税として納めさせました。

 

18世紀フランス「空気税」

ルイ15世時代に貴族・僧侶に税金をかけようとして失敗したので、

続いて空気に税金をかけようとしたが、

これまた猛反発されて失敗。

この税法を提案した財務長官「エティンヌ・ド・シルエット」も

9カ月で辞任することになりました。

余談ですが、彼の趣味が影絵作りであったことから、

その後「影絵」のことを「シルエット」と呼ぶようになったとか…。

 

中世のオランダ「窓税」「間口税」

窓の数や間口の広さで課税するもので、

このため、オランダの家はうなぎの寝床のように細長く、

奥行きの深い構造になりました。

だから、建物の奥に秘密の隠れ部屋を作ることができ、

アンネの家族が隠れていたのはこうした建物の一つで、

彼女はそこで日記を書き綴ったのです。

今でもオランダの運河沿いにはこうした建物が

隙間なく立ち並んでいますし、

この課税方法はヨーロッパでも広く採用されましたので、

パリのシャンゼリゼや凱旋門近くは

立派な建物が広くない通りの両側に続いているものの、

窓の数が少なく、塗りつぶされた形跡の窓の跡があったりします。

 

実は日本でも江戸時代、

三代将軍家光によって京都では「間口税」が導入されています。

だから、京都に行くと入り口がわかりにくく、

でも入ってみたら中は大きな料亭だったりするわけです。

 

実はこれらの税金はすべて政策税制といって、

その時代に合った?(時代に左右された?)税制で、

法人税や所得税の儲けに対する課税とは違い、

言ってみればその時の権力者の思いつきによるのです。

そういう意味では、消費税が8%から10%に増税されるのは

国の財政から見て納得できても、

軽減税率は政策によるもので、

時の権力者の思いつきと言えます。

いずれ慣れるのでしょうが、混乱するでしょうね。

 


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