TOPICS
消費税増税によるキャッシュレス決済に係るポイント還元2019.05.01
2019年10月1日より消費税が増税されることに伴って、消費者の需要の平準化やキャッシュレスによる利便性の向上を目的に、10月以降9か月間(2020年6月まで)にわたって、中小・小規模事業者の店舗でキャッシュレスによる支払いをした場合は一定のポイント還元が行われることとなりました。
①ポイント還元率
中小・小規模事業者:還元率5%
フランチャイズチェーンの中小・小規模事業者:還元率2%
※例えば、軽減税率8%の商品を中小・小規模事業者の店舗から購入すると、8%-5%=3%で実質3%の消費税分で購入できることになります!
②キャッシュレス決済による手段の種類
JCBやVISAなどのクレジットカード、各種銀行のデビットカード、プリペイドカード、電子マネー(ICカード)、その他スマホ等によるQRコード決済などが対象となります。
③中小・小規模事業者のポイント還元の手続き
この制度を利用する場合には登録が必要になります。
2019年5月中旬より中小・小規模事業者の店舗登録が開始されます。
登録は既に登録を受けた決済事業者を通して行い、決済事業者が代行申請します。
キャッシュレス・消費者還元事業HP(https://cashless.go.jp/)において決済事業者のリストが公表されていますので、ご確認ください。
既に決済手段を利用している場合は、その決済事業者が登録されているかを確認する必要があります。
【ポイント還元の仕組み】
〇決済端末等の導入
決済端末等の導入に関しては、決済事業者が端末導入費用の1/3を負担し、2/3を国が補助しますので、中小・小規模事業者の自己負担はありません。
〇決済事業者の中小・小規模事業者への加盟店手数料は3.25%以下にする必要があります。9ヶ月間の実施期間は国が1/3を補助(フランチャイズチェーンを除く)します。
キャッシュレス決済は消費者の利便性を向上できるとともに、中小・小規模事業者にとってもレジ締めの手間やコストが減り生産性を高めることができるというメリットがあります。ポイント還元は9ヶ月だけですが活用していきましょう!