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社会保険資格喪失後の傷病手当金2015.06.22

 梅雨真っ只中の蒸し蒸しとした毎日が続いています。 この季節は毎朝天気予報のチェックが欠かせません。 今日は傘を持って出かけるべきか?折りたたみ傘で大丈夫かな?など、毎朝少し悩みます。。。 皆さんは降水確率何%で傘を持って出かけられますか? さて、今回は健康保険の傷病手当金についてご紹介したいと思います。 傷病手当金とは、私傷病による療養のため休業し、労務不能となった状態が連続3日以上に至った場合その4日目以降の休業日について社会保険の健康保険から給付が受けられるという制度です。 労務不能による収入源を社会保険制度が補ってくれる制度であり、市町村の国民健康保険には無い給付です。 ただし、その労務不能期間中も、給与に該当するものの支払を受けていれば、その額と本来受給できる傷病手当金との差額のみが支払われることになります。 この傷病手当金について、本人が社会保険の被保険者である間は当然給付を受けられますが、資格喪失後も引き続き受けることができる事については意外とご存じない方もおられるようです 傷病手当金は、退職日(=資格喪失日の前日)までに連続3日以上休業しているとの待機期間を満たせば、資格喪失後も受給し続けることはできます。 ただ、退職されている訳ですので、ご本人は社会保険の任意継続をされるか、ご家族の扶養に入られるか、又は国民健康保険に切り替えるかの手続きは必要です。 国民健康保険に切り替えた場合、医療機関での治療は国民健康保険を使い、労務不能による所得補償は社会保険の傷病手当金を受給している、といった状態になることもあるのです。 また、ご高齢ながらまだまだ現役で頑張っておられる被保険者の方も増えてきていますが、社会保険の健康保険は75歳到達日(=誕生日の前日)で資格喪失することになります。 この場合も、75歳到達日までに連続3日以上労務不能の待機期間を満たせば、75歳以降に後期高齢者医療制度に切り替わっても、従前の健康保険から傷病手当金を受給し続けることができます。 当然、受給し続けるには労務不能であるとの診療証明が必要ですし、また資格喪失後も傷病手当金を受給するためには、資格喪失日の前日までに継続して1年以上被保険者であことが必要ですので、その点はご注意ください。 保険料負担や制度の複雑さ、各種手続きの煩雑さ等で何かと負担の多い社会保険制度ですが、病気や怪我等で困った際には我々国民一人ひとりの大きな支えになる制度でもあります。 もし、各種制度について疑問、質問等がありましたら是非当事務所までお問い合わせください!