事務所ブログ

個人と法人の減価償却2017.03.21

 3月も終わりに近づき、春の雰囲気が感じられる日も増えてきました。 それに伴い花粉も増えてきましたが、皆様花粉対策は万全ですか? 目の周りや鼻の下にワセリンを塗ると少し楽になるとかならないとか…。
さて、今回は個人と法人の減価償却についてお話します。 事業をされている方にはお馴染みの「減価償却」ですが、個人と法人で異なる点があります。 それが償却の限度額です。 法人では、法人税法第31条で『償却費として損金の額に算入する金額は、その内国法人が当該事業年度においてその償却費として損金経理をした金額のうち、償却限度額に達するまでの金額とする。』と記載されています。 つまり、償却限度額の範囲内であれば、どれだけ計上しても問題ないのです。 一方、個人では所得税法で『償却費として必要経費に算入する金額は、政令で定めるところにより計算した金額とする。』 とされており、計算された額すべてを計上しなければなりません。 上記の理由から法人で赤字の場合、減価償却費を調整して黒字とすることが可能です。 ですが銀行からの借り入れの際など、償却額を調整しているとマイナスに受け取られることがありますので、調整できるからと言って安易に行うことはお勧めできません。
また、法人で減価償却を計上し忘れた場合は次の年に簿価をそのまま繰り越すことになりますが、個人の場合、減価償却を計上し忘れるとその償却額を次の年に繰り越すことはできませんので、これも注意が必要です。
同じように事業を行っていても、法人と個人で大きく違ってきます。 疑問に思った点などがありましたら、お気軽に当事務所までご連絡ください 🙂