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3つの過剰

所長の眼鏡

2005年11月1日

05

過剰設備、過剰雇用、過剰借金に喘いだ日本企業は、バブル崩壊後の生き残りを賭けて、この「3つの過剰」の解消を実行した。
そんな中で経済が再び成長軌道に乗り、いま大企業は金余りで即戦力を求めて躍起 になっています。

企業の活動意欲を直に表す民間設備投資の伸び率は順調で、雇用に関しても、フリーターやニートの問題は別として、完全失業率は徐々に改善されてきている。
そして借入ですが、銀行は不良債権処理の目途がつき、いまや貸し渋りではなく貸し出しにしのぎを削っています。

多くの人がリストラに合い、新卒者が就職もできないという甚だしい犠牲を払って、時間はかかったが、日本経済はインフレという「麻薬」に頼らずに泥沼から這い上がろうとしている。
しかし、それは我々中小企業に直結するわけではなく、大企業の好業績が、これから中小企業にも波及しようかという段階です。
にもかかわらず、経済誌などでは、「バブル再び」「地価熱狂」「活況の株式市場」などの活字が躍り、経済アナリスト、エコノミスト、ファンドマネージャーなどわけの分からない肩書きを付けた方々が株価予想をしています。

私は、「何を偉そうに予想しているのか?」「恥ずかしくないのか?」と不思議に思います。
これではバブルの頃と何ら変わりはない!!

マスコミは再び歴史を繰り返させようとしているのか!?(`∧´)/
そして同じく、バブルで大罪を犯した銀行であるが、優良企業に対しては金利のダンピングをして、融資年利は0.何%水準にまで引き下げられ、再び中小企業への貸し出しに躍起になっている。
さすがに投機目的の融資の話しまでは出ていないが、借りる目的もない企業に積極的に営業をしている。

しかし、いつまでも超低金利政策が続くわけではない。国には700兆円を超える借金があり、消費税引き上げなど増税も避けられない。
先ほどの株式市場の活況は、税負担増のマイナスも織り込んでのことと言っている人もいるが、まだ消費税だけでも何%になるか誰も知らないのに、そんな予想がなぜできるのか不思議でたまらない。
こんなときこそ、無駄な借金はせず、財務状態をよくすることが大切です。

子供の頃、動物園の象を見て不思議に思ったことはありませんか?
あの大きな象と、小さな赤ちゃん象が、小さな杭に取り付けられたまったく同じサイズのチェーンに繋がれています。
成長した大人の象には、赤ちゃん象よりもずっと大きくて頑丈なチェーンをつけるべきです。大人の象なら、その気になれば単に歩くだけで、何の苦労もなく地面から杭を引き抜くことができるし、チェーンを切ることもできるはずです。

実は、成長した大人の象は自由になるために頑張ることがどのようなものかを忘れてしまったそうです。ずっと昔、赤ちゃんだった頃にどんなに頑張っても閉じ込められたままで自由になれないと思い知らされ、 頑張ることはもう諦めたそうです。

会社の借入も同じです。借入というチェーンに繋がれていてはなかなか前へは進めません。
絶え間なくチェーンを引っ張っている赤ちゃん象を見習わなければ・・・


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