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レンガの壁

所長の眼鏡

2013年12月1日

1954年のことです。

イギリスの陸上選手であるロジャー・バニスターは、1マイル(約1.6キロ)を3分59秒4で走りました。

当時、1マイル4分は「レンガの壁」と言われ、人類には不可能でエベレスト登頂や南極点到達よりも難しい記録とされていました。

事実、1923年にパーヴォ・ヌルミという人が4分10秒3の記録を樹立してから、37年間も破られておらず、その記録をロジャーは打ち立てたのです。

これは世界的ニュースですよね。

陸上

オックスフォード大学医学部の学生であったバニスターは、トレーニングに科学的手法を持ち込み、自分のコンディションを科学的に分析しました。

そして、2人のチームメイトをペースメーカーにして4分の壁を破ったのです。

 

しかし、そのたった46日後、彼のライバルだった陸上選手が、3分58秒の記録を打ち立ててしまいます。

さらに不思議なことに、その後の1年間で37人もの選手が4分を切り、翌年には、なんと300人ものランナーがかつて不可能とされた壁を破ったのです。

 

なぜこんなことが起きたのでしょうか…?

 

以前は不可能だと考えられていたことが、たった一人の人間が証明したおかげで、自分にもその可能性があると他の人も思うことができたからです。

我々がどのような信念を持つかは、自分の能力に影響しますが、人間は普段、潜在能力の5~10%ほどしか使っていないと言われています。

新車のプリウスを買おうと思ったら、街中にプリウスが走っているのが目に入ってきたり、子供が産まれたら、街中の赤ちゃんが目に入ってきたりするのは、普段使っていない潜在意識が働くからです。

したがって、肯定的な信念を持つことで、我々に眠っている無限の力を引き出すことができるのです。

 

だからといって、鳥になりたい…とか思うのはやめましょう(笑)

 

このように、世の中の常識にとらわれると、それがさも自分の信念であるかのように誤解してしまいます。

すると、実際には壁を乗り越える力があったとしても、実力を発揮することはできません。

ところが、誰かがそれを実現すると、先入観が取り払われます。

「不可能」という信念が、「可能」という信念に変わり、人々の連鎖的な行動につながっていくのです。

 

以前もこのコラムで紹介しましたが、缶切りが発明されたのは、缶詰が発明されてから50年も後のことなのです。

昔の缶詰には「ハンマーや斧で開けて下さい」という注意書きがあり、それが常識だったのです。

時代は確実に流れています。

なぜか玄関先にあった黒電話も今は姿を消し、手書きで何度も書き直して切手を貼って送っていた手紙も、今は一瞬で届けることができます。

なにも発明しましょうということではありません。

「それは不可能」という信念を持たないようにしましょう。

そろそろ来年の目標を立てる時期になってきました。

今の会社ではできない、我々の業界ではできない、ということにとらわれず、普段使っていない潜在能力を発揮するために、普段とらない行動をしてみるのも一つかもしれません。


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