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阪神なんば線と大阪の百貨店事情

所長の眼鏡

2009年04月1日

WBC日本代表、祝2連覇!侍ジャパンを率いた原監督は「選手たちが日本力(にっぽんぢから)を見せつけてくれた」と会見では充実感と達成感が溢れていましたが、久々の明るいニュースに日本中が沸き返りました。

時を同じくして、大阪では「WBC連覇!WTC否決!」というニュースがありました。

大阪府がWTCを買い取り、府庁舎を移転させる構想でしたが、橋本知事の頑張りも虚しく条例案は否決され、WTCは翌日に会社更生法の適用を申請しています。

負債は643億円…。

大阪が生まれ変わる起爆剤になるのではと少し期待していましたが、これがホントに府民の声なのでしょうか??

とはいっても、大阪は元来、官には頼らない気質。

今度は「阪神なんば線」の開通に期待が寄せられています。

阪神電車と近鉄電車が相互直通運転をするなど、ほんの数年前まで思いもよらなかったことです。

私なんて場所柄、梅田を通らずに神戸に行けるなど想像もしていませんでした。

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この「阪神なんば線」の開通により、今年から来年にかけての「平城遷都1300年」を記念する行事が目白押しの奈良の活性化が予想されていますし、全面リニューアルされた阪神甲子園球場へのアクセスも飛躍的に便利になりました。

そして何といっても期待を寄せるのが、梅田・キタと並んで大阪の二大繁華街として知られるミナミの活性化です。

景気の煽りもあり、ミナミの店主の声はどこも「アカン、暇」の二文字。

若者や観光客で賑わっているようには見えますが、何とか昔の勢いを取り戻して欲しいものです。

 

そのミナミ・難波から一駅の心斎橋。

こちらにある「そごう心斎橋本店」が、379億1000万円でお隣にある「大丸」に売却されることになりました。

8月末をメドに年商440億円の同店を閉店し、大丸に引き渡す予定だそうで、売り場面積は一気に78,000㎡となります。

ミナミの活性化には心斎橋筋の活性化も欠かせないだけに期待されるところです。

 

ただ、私にはとても気になる点があります。

大阪の百貨店は、どこもかしこも老朽化に伴う建替え工事を行っていますが、百貨店業界全体が戦略的な構想を描けているかどうか、とても疑問を感じてしまいます。

阪急百貨店梅田本店 :66,237㎡(2012年に84,000㎡)

高島屋大阪店 :56,000㎡(2010年に78,000㎡)

近鉄百貨店阿倍野本店:82,488㎡(2014年に100,000㎡)

阪神百貨店本店 :53,683㎡

大丸心斎橋店 :37,490㎡(そごうを併せると78,000㎡)

大丸梅田店 :40,416㎡(2011年に64,000㎡)

これは明らかにオーバービルド状態で、毎年10%ずつ下降の一途を辿る百貨店の売上げ状況とは反比例しています。

大阪に住む誰もが大阪の景気回復を待ち望んでいることは確かですが、百貨店の売り場面積をいくら大きくしても、大阪の「財布」が大きくなるわけではありません。

皆さん、そう思いませんか?


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