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COLUMN

コラム『所長の眼鏡』|2025年

いよいよ大阪万博開幕イヤーです

2025.01.01

今年はいよいよ大阪・関西万博が開催されます。

まだあまり盛り上がりを見せていませんが、4月13日の開幕初日は、大屋根リングの上で「サントリーの一万人の第九」で幕を開けるそうです。

なんか観てみたいですし、Adoのオープニングライブも観てみたいです。

そして、今回目玉の一つである「空飛ぶクルマ」は一度体験してみたいですね。


1970年の大阪万博は高度経済成長の真っ只中で、万博特需を迎えました。

大阪中央環状線が開通し、大阪市営地下鉄も次々に開通し、阪神高速道路や近畿自動車道、新御堂筋が開通していきました。

大阪の交通網が一気に整備されていったのです。

そして、動く歩道、モノレール、リニアモーターカー、電気自転車、電気自動車、テレビ電話、携帯電話、缶コーヒー、ファミリーレストラン、ケンタッキーフライドチキンなど、21世紀の現代社会で普及している製品やサービスが初めて登場したのが、当時の万博だったのです。

今回の万博でも間違いなく世の中は変わっていくでしょう。

大阪の悲願でもありますし、ぜひ盛り上がって、大阪経済を後押ししてもらいたいです。


さて、目の前のビジネスは、「部下が成長しない」「成果を出してくれない」皆さんもそんなお悩みありませんか?

そして、「優秀な組織を作りたい」と、給与や福利厚生の充実度を打ち出す企業も少なくありません。

しかし実はこれ、悪手かもしれません。


ナスダック上場企業の代表がこんなことを言っていました。

「休みが多くて給与が高いですよ、と言って人を集めて、日本一のサッカーチームを作るのは難しい」

たしかに!わかりやすい。


たとえば、コロナ後も右肩成長を続けているスターバックス、その業績を支える優秀な組織の秘密は何でしょうか?


20年前と現在の物価高

2023年度のスターバックスの売上は2,894億円で、過去最高売り上げを更新しました。

もちろん、その売り上げを作ったのは優秀な組織に他なりません。

しかも、優秀なだけでなく、就業後3年間の離職率はたったの4.8%です。

飲食業界の平均が48%もあるので、なんと10分の1です。


なぜ、これほどまでに優秀で離職率も低いのでしょうか。

その秘密は、「社員やスタッフが、働く価値を理解している」からです。

スターバックスは、従業員に対して「スターバックスで働けば自己成長できます」という”働く価値”を明確に提示しています。

決して、社員の給与アルバイトの時給は高くありません。


つまり、高い収入を求める人はスターバックスで働こうとはしません。

「自己成長できる」という企業価値に強い魅力を感じた人だけがスターバックスの面接を受けるのです。

”ここで働く価値”に共感しているからこそ、スターバックスは離職率も低く、モチベーションも高い優秀な組織を保っているのです。


とはいえ、「そんなモチベの高い人 そもそもうちには来てくれないよ」と思う方も多いでしょう。

採用にはお金がかかりますし、お金をかける以上リスクもあります。

どうすれば、今の組織を低リスクで優秀な組織に進化させられるのか。

まずは、優秀な組織の定義を明確にすることでしょう。

それから、社員の能力を鍛え上げることです。


今年は、万博に行って、モチベーションを高めるのもいいかもしれません。